● 楽天 0 － 4 ロッテ ○
＜1回戦・楽天生命パーク＞

　ロッテが敵地での開幕戦に快勝。7回無失点の快投を見せた先発・石川は、自身初の開幕戦白星を手にした。

　石川は立ち上がりから安定感抜群。高卒のドラ1新人捕手・松川とのコンビで楽天先発・則本と息詰まる投手戦を展開した。7回はバックの失策と安打で一死一、二塁のピンチを招くも後続を退け無失点。自身3度目の開幕投手を7回95球、3安打無失点、4安打無四球の快投で終えた。4点リードの8回以降は新外国人のゲレーロ、抑えの益田が1イニングずつ無失点。2022年のオープニングゲームを完封リレーで締めた。

　打線は5回まで無安打と沈黙したものの、0－0で迎えた6回、1番・髙部のバント安打などで一死満塁の好機を作り、3番・中村奨の左前2点適時打で先制。続くレアードも左前打を放ち3点目を加えた。レアードは8回にも右中間にポトリと落ちる適時二塁打を放ち2打席連続打点。中軸の活躍で4－0とリードを広げた。

　プロ野球史上3人目の高卒新人開幕マスクとなった松川は「8番・捕手」でフル出場。打席では3打数無安打でプロ初安打はお預けとなったものの、7回の第3打席にキッチリと送りバントを決めプロ初犠打を記録した。守りでは石川を7回無失点に導くなど完封リレーに貢献。堂々たる活躍でチームを白星発進へ導いた。