2022.03.25 18:30 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 11 | 広島東洋カープ |
横浜 |
● DeNA 3 - 11 広島 ○
<1回戦・横浜>
「反撃のシーズン」の開幕戦はミスも絡んで大敗。最多観客動員となった横浜スタジアムにため息が響いた。
開幕投手に指名された東克樹は初回をわずか6球で三者凡退に打ち取る上々の立ち上がり。しかし2回の先頭打者・松山竜平のゴロを一塁手・知野直人が後逸したのをキッカケにピンチを迎え、ドラ6ルーキー・末包昇大に左前適時打を許すなど、この回3失点。
3回以降は走者を背負いながらも粘りの投球を披露していたが、6回先頭に四球を出したところで左中指の皮がめくれるアクシデントに見舞われ降板し、後を受けたリリーフ陣が失点を重ねた。
6回途中4失点(自責点2)で今季1敗目を喫した東は、「緊張はしましたが、初回を3人で抑えリズム良く入れたのは良かったです。しかし、味方のエラーをカバーできなかったことは反省点です。3回以降ランナーを出しても粘れたことは良かったのですが、イニングの途中でマウンドを降りることになり中継ぎ陣に申し訳ないです」と悔やんだ。
試合後、三浦監督が「状態がめちゃくちゃよかったわけではないと思う」と話すとおり、この日のストレートはほとんど140キロ台前半で、奪三振わずかに2つ。打球もいい当たりが野手の正面を突くなど、好守備に助けられる場面も散見された。「ミスもあって乗り切れなかったが、その後よく踏ん張ったし我慢していたなと思います。不運もあったが頑張った」と、最後は大役を務めた左腕をかばった。
また、結果的に試合の流れを大きく変えるエラーを犯してしまった知野については、「あの後引きずっていたのか、最後1本内野安打出ましたけど、いいところじゃなく悪いところが出たかな」と振り返り、「引きずらずに思い切ってやってほしいです。ズルズルいくようではファームに戻るだけです」と奮起を促した。
横浜反撃を掲げて船出した2年目の三浦ベイスターズ。4回の得点シーンでは佐野恵太、牧秀悟、宮﨑敏郎が全て逆方向に打ち返し、苦手にしている大瀬良に対して食らいつく攻撃を見せ、桑原将志、知野直人、倉本寿彦もヘッドスライディングで闘志をあらわにするなど、最後までファイティングポーズを取り続けた。
「やり返すしかないですね。終わったことは反省して。ただみんな最後に食らいついていましたし、まだ1つ負けただけ。いいスタート切れればよかったですけど、また明日頑張ります」と前を向いた指揮官。最下位に終わった昨年との違いを明らかにするためにも、開幕2戦目の戦いは重要になる。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<1回戦・横浜>
「反撃のシーズン」の開幕戦はミスも絡んで大敗。最多観客動員となった横浜スタジアムにため息が響いた。
開幕投手に指名された東克樹は初回をわずか6球で三者凡退に打ち取る上々の立ち上がり。しかし2回の先頭打者・松山竜平のゴロを一塁手・知野直人が後逸したのをキッカケにピンチを迎え、ドラ6ルーキー・末包昇大に左前適時打を許すなど、この回3失点。
3回以降は走者を背負いながらも粘りの投球を披露していたが、6回先頭に四球を出したところで左中指の皮がめくれるアクシデントに見舞われ降板し、後を受けたリリーフ陣が失点を重ねた。
6回途中4失点(自責点2)で今季1敗目を喫した東は、「緊張はしましたが、初回を3人で抑えリズム良く入れたのは良かったです。しかし、味方のエラーをカバーできなかったことは反省点です。3回以降ランナーを出しても粘れたことは良かったのですが、イニングの途中でマウンドを降りることになり中継ぎ陣に申し訳ないです」と悔やんだ。
試合後、三浦監督が「状態がめちゃくちゃよかったわけではないと思う」と話すとおり、この日のストレートはほとんど140キロ台前半で、奪三振わずかに2つ。打球もいい当たりが野手の正面を突くなど、好守備に助けられる場面も散見された。「ミスもあって乗り切れなかったが、その後よく踏ん張ったし我慢していたなと思います。不運もあったが頑張った」と、最後は大役を務めた左腕をかばった。
また、結果的に試合の流れを大きく変えるエラーを犯してしまった知野については、「あの後引きずっていたのか、最後1本内野安打出ましたけど、いいところじゃなく悪いところが出たかな」と振り返り、「引きずらずに思い切ってやってほしいです。ズルズルいくようではファームに戻るだけです」と奮起を促した。
横浜反撃を掲げて船出した2年目の三浦ベイスターズ。4回の得点シーンでは佐野恵太、牧秀悟、宮﨑敏郎が全て逆方向に打ち返し、苦手にしている大瀬良に対して食らいつく攻撃を見せ、桑原将志、知野直人、倉本寿彦もヘッドスライディングで闘志をあらわにするなど、最後までファイティングポーズを取り続けた。
「やり返すしかないですね。終わったことは反省して。ただみんな最後に食らいついていましたし、まだ1つ負けただけ。いいスタート切れればよかったですけど、また明日頑張ります」と前を向いた指揮官。最下位に終わった昨年との違いを明らかにするためにも、開幕2戦目の戦いは重要になる。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)