○ 広島 3x － 2 阪神 ●
＜1回戦・マツダスタジアム＞

　広島が1点を追う9回に逆転サヨナラ勝ち。ホーム開幕戦を劇的勝利で飾り、開幕からの連勝を4に伸ばした。

　広島は1－2と1点を追う9回裏、「6番・左翼」で来日初出場初スタメンだった新外国人・マクブルームが、イニング先頭で来日初安打を右前へ運びチャンスメイク。代走の曽根が果敢に二盗を決めると、一死後、8番・上本は12球粘り四球でつないだ。続く代打・長野は投手強襲の内野安打で一死満塁。ここで登場した1番・西川が、右越えの2点適時打を放ち逆転サヨナラを決めた。

　今季初登板の先発・九里は5回まで無失点。6回は無死満塁の大ピンチを招いたが、2失点でとどめ7回途中8安打2失点と役割を果たした。プロ初登板となった2番手のドラフト1位・黒原は、二死二、三塁で5番・糸原を空振り三振に仕留め見事な火消しデビュー。8回に登板したドラフト5位の松本も本拠地初登板を1回無失点で終えた。

　1点ビハインドの9回に登板した矢崎は、2四球でピンチを招きながらも1回無失点。その裏の逆転サヨナラ勝ちで白星が転がり込み、デビュー戦でプロ初勝利を挙げた2017年シーズン以来、5年ぶりとなるプロ2勝目を手にした。