2022.03.29 18:15 | ||||
中日ドラゴンズ | 0 | 終了 | 4 | 横浜DeNAベイスターズ |
バンテリンドーム |
助っ人コンビ不在で際立つ存在感
昨季「新人特別賞」に輝いたDeNAの牧秀悟が“2年目のジンクス”を微塵も感じさせない好スタートをきった。
29日に行われた中日との開幕2カード目の初戦、この試合も「4番・二塁」で先発出場すると、第2打席に2戦連発となる先制2ランを右翼ポール際に放り込み、これがチームの今季初勝利を呼び込む決勝打となった。
凡退したのは遊ゴロに倒れた第3打席だけで、この日は敬遠含む3四球を選び4出塁。オースティンとソトの助っ人外国人コンビが出遅れているなか、ここまで4試合すべてで快音を響かせる奮闘ぶりで、29日終了時点で打率.429(4位)、出塁率.556(2位)、OPS1.413(2位)と、オープン戦の勢いそのままにスタートダッシュを決めている。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の谷沢健一さんは、「牧はもう10年目だよ。もう1年目、2年目なんて感じさせないバッター」と、貫禄すら感じさせる活躍ぶりを大絶賛した。
高い完成度を誇る打撃について「技術的なことを言うと、頭の位置も全然動かないし、引きつけても、前でも打てる」と分析。「外国人選手がいない中で、よく4番を務めていますよ」と、チームの柱として奮闘する大卒2年目の若き4番を称えた。
牧はルーキーイヤーの昨季137試合に出場し、打率.314、22本塁打、71打点と、新人離れした好成績をマーク。今季開幕前には“2年目のジンクス”を心配する声もあったが、どこ吹く風と言わんばかりの好スタートをきった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』