ニュース 2022.03.31. 14:47

大阪桐蔭が4年ぶり4度目のセンバツ制覇 決勝でも驚異の4発…チーム11本塁打の大会新記録樹立

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センバツ大会で2試合連続となる本塁打を放った大阪桐蔭・松尾
『第94回選抜高等学校野球大会』
近江(滋賀) 1 - 18 大阪桐蔭(大阪)
<決勝戦・甲子園>

 『第94回選抜高等学校野球大会』は31日、甲子園で決勝戦が行われ、3年連続13度目の出場となった大阪桐蔭(大阪)が4年ぶり4度目の優勝を果たした。決勝でも4本塁打を含む11安打14得点と強力打線が健在。大会11本塁打は1984年のPL学園(8本)を超える大会新記録となった。

 昨秋の新チーム結成から公式戦19連勝(不戦勝含む)で春の頂上決戦まで勝ち上がってきた大阪桐蔭は、序盤から小技も絡めながら得点を重ね主導権を奪取。3回には3番・松尾汐恩が2戦連発となる2ランホームランを放ち、今大会屈指の好投手・山田陽翔を3回途中4失点でノックアウトした。

 代わった左腕・星野世那にも抜け目ない打線が襲いかかり、3回二死から6番・田井志門が1号ソロ、6回に5番・海老根優大が2号3ラン、8回に2番・谷口勇人が2号満塁ホームランと猛打炸裂。6回以降は3イニング連続4得点のビッグイニングで突き放した。

 投げては背番号11を背負う左腕・前田悠伍が7回2安打1失点(自責0)と好投。最後は8回から登板した背番号10の右腕・川原嗣貴が2イニングを投げきり胴上げ投手となった。

 京都国際(京都)の出場辞退に伴う代替出場で勝ち進んだ近江(滋賀)は、滋賀県勢初のセンバツ決勝進出で、春夏通じて初優勝を目指したが及ばず。準決勝で死球を受けたチームの大黒柱・山田は2回0/3で3安打2四死球4失点(自責3)で降板し、そのまま途中交代。打線は4安打に抑え込まれ、適時失策で1点を返すのがやっとだった。


【大阪桐蔭の本塁打一覧】

▼ 1回戦 vs.鳴門(徳島)
なし

▼ 2回戦 vs.広島商(広島)
不戦勝

▼ 準々決勝 vs.市和歌山(和歌山)
谷口勇人 (1号ソロ)
星子天真 (1号3ラン)
伊藤櫂人 (1号ソロ)
工藤翔斗 (1号2ラン)
伊藤櫂人 (2号2ラン)
海老根優大(1号2ラン)

▼ 準決勝 vs.国学院久我山(東京)
松尾汐恩 (1号2ラン)

▼ 決勝 vs.近江(滋賀)
松尾汐恩 (2号2ラン)
田井志門 (1号ソロ)
海老根優大(2号3ラン)
谷口勇人 (2号満塁)

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