2022.03.31 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 3 | 終了 | 6 | 読売ジャイアンツ |
神宮 |
大ピンチで飛び出した執念のプレー
ヤクルトの原樹理投手(28)が31日、本拠地・神宮で行われた巨人戦で今季初先発。華麗な身のこなしで野手顔負けの好フィールディングを見せた。
0-1の1点ビハインドで迎えた6回、原は安打と連続四球で無死満塁のピンチを招き、4番・岡本和真と対峙。内角のシュートで詰まらせボテボテの内野ゴロに打ち取ったが、この打球がマウンドと三塁ベースのちょうど中間点へ。
嫌なコースへの打球で、あわや内野安打の可能性もあったが、原は素早くマウンドを駆け下り、三塁手・村上の前で打球をカットするようにスライディングキャッチ。滑り込んだ体勢のまま全身を捻るように本塁へストライク送球を送り、一死を奪った。
アクロバティックな好守備にスタンドのファンからは拍手喝采。続く5番・中田翔も空振り三振に抑え、無死満塁から二死までこぎつけた。
しかし、ピンチ脱出目前で6番・丸佳浩に中前適時打を許し、この回2失点。直後の攻撃で代打を送られ、リードを許したまま降板した。
この日は6回88球を投げ4安打3死球3失点の内容。味方打線がプロ初先発で初勝利を狙う巨人・堀田賢慎の前に6回無失点と抑え込まれ、原の今季初勝利は次回登板にお預けとなった。