西武のドラフト2位左腕・佐藤隼輔

◆「あとは駆け引きが備わってくると…」

 西武のドラフト2位ルーキー・佐藤隼輔が地元・仙台で凱旋登板を果たすも、3回5失点でノックアウト。楽天打線につかまりプロ初黒星を喫した。

 柘植世那とのバッテリーで挑んだ佐藤は、立ち上がりから際どいコースの判定にも泣かされ、初回二死満塁のピンチで鈴木大地に適時二塁打を許し2失点。2回はゼロに抑えたが、3回二死から鈴木、マルモレホスに連続適時打を許し、さらに味方の適時失策で失点を重ねた。

 3回までに77球を投じ、6安打3四死球5失点の内容。降板後の談話では「球の走り自体も悪くなかったです。ただ、今日はゾーンに、ソーンに、と球を集めすぎてしまいましたので、そこが反省点です」と自身の投球を振り返った。

 5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の阿波野秀幸さんは、「今日は前半で攻略されたような投球だった」と佐藤の投球を振り返り、「スライダーは本当に良い投手です。ただ、左打者に対してもそうですけど、スライダーしか無いんです。苦しくなるとストレートになってくる。だんだん対戦を重ねてくると、その辺は打者もわかってきますよね。幅の広い投球が必要になってくる」と球種も含め、ワンランクレベルアップする必要性を説いた。

 そんな見方も“球質”にこだわるレベルの高い指導を受けてきた筑波大出身の佐藤に対する期待が大きいからこそ。阿波野さんは「投げるボールの質の良さはある」と佐藤の素質を評価しつつ、「あとは駆け引きが備わってくると、隅田、佐藤の左2本が揃って楽しみになるんですけどね」と期待感を口にした。

 実際、この試合の佐藤の投球を振り返ると、ストレートとスライダーの他にチェンジアップも投じていたが、これは全て右打者に対してのもの。対戦した楽天打線に左打者が多いということもあるが、許した6安打中4安打が2球種で対峙した左打者に許したものだった。

 登板を重ねるごとに対戦相手からの分析が進むプロ野球の世界。ここで活躍し続けるためにも、佐藤が今後どのような進化を見せていくのか、注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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