守乱響き今季最多9失点

　巨人は守備のミスが響き敗戦。今季初のカード負け越しとなった。

　巨人は初回、岡本和真の適時二塁打で2点を先制したが、先発の堀田賢慎が4回4失点で降板。2点を追う6回、先頭の岡本がレフト前で出塁するも、中田翔の左翼へのライナー性の打球を広島の長野久義がスライディングキャッチ。スタートを切っていた岡本は一塁へ帰塁できず痛恨のダブルプレーとなった。

　7回の守備では無死二塁で西川龍馬の一ゴロをベースカバーの廣岡大志が落球。無死一・三塁とピンチが拡大すると菊池涼介のスクイズで追加点を奪われる。さらに無死一・二塁で小園海斗のバントを捕手の小林誠司が一塁に悪送球。本塁のカバーが誰もいなくなった隙を突かれ二塁から西川の生還を許し、リードを4点に広げられた。

　7日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊さんは「ちょっとミスがね。（これまでは）ちょこちょこ出ていたんですが、今日は酷かったなと」と振り返ると、「捕球ミスとか送球ミスとか全部防げるミスですよね。原監督はめちゃくちゃ怒っていると思いますよ」と苦言を呈した。

　解説を務めた大矢明彦さんは「とっても嫌な負け方だと思います。初回に玉村から2点しか取れなかった。普通だったらその後も点が取れるはずだった。結局、中盤にミスが出て負けたわけだからね。嫌な負けだと思います」と先制しながらも逆転を許し、ミスで試合を決められた展開に今後への影響を懸念した。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』