2022.04.09 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 2 | 東京ヤクルトスワローズ |
東京ドーム |
7回途中2失点でNPB初勝利はお預け
今季から巨人に加入したマット・シューメーカー投手(35)が9日、本拠地で行われたヤクルト戦に先発し、7回途中2失点と好投した。
メジャー通算46勝の実績を誇る右腕は、初回先頭の塩見泰隆に対して投じた初球がど真ん中に入り、看板直撃の先頭打者ホームランを被弾。それでも、2回以降はストライク先行のテンポ良い投球で打たせて取る展開に持ち込み、5回まで1失点ピッチング。6回に自らの牽制悪送球が絡み同点とされ、来日初勝利は逃したが、6回2/3(83球)を投げ5安打3四球2失点と、先発投手の役割を果たした。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊さんは、「いろんな球種を持っている。まともなフォーシームは無いというか、ほとんどボールを動かしてくる。スライダーにスプリット、ツーシーム。非常にテンポもいいし、持ち球にカーブがあるんですけど、これが(打者にとっては)邪魔になるなと思った。テークバックが小さいので、恐らくタイミングは取りづらいと思う」と、デビュー登板から見えたシューメーカーの投球スタイルを分析。
同じく番組に出演した大久保博元さんも「打者の反応を見ると、どの球種も腕の振りが一緒で厄介な投手だなと感じた。腕の振りが一緒なのに沢山の球種を投げてきますから、ヤマはるしかなくなっちゃうのかなと」と、変幻自在の投球を評価した。
上々の来日初登板を終え、「ゲームはしっかり作れるピッチャーだなと、大崩れしない投手に感じた」と高木さん。来日初勝利もそう遠くなさそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』