ニュース 2022.04.11. 07:14

21世紀初の完全試合!20歳・佐々木朗希と18歳・松川虎生のコンビを谷繁氏も絶賛「1週間で成長している」

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ロッテ・佐々木朗希 (C) Kyodo News

ポイントになった“1球”


 “令和の怪物”が、球史にその名を刻んだ。

 ロッテの佐々木朗希投手(20)は10日、本拠地で行われたオリックス戦に先発登板。9回・105球、打者27人に対して奪った三振なんと19個。被安打0・四死球0、ひとりの走者も許さず27個のアウトを奪う完全試合を達成した。




 初回、内野ゴロ2つと空振り三振で立ち上がると、2回から5回まで4イニング連続で三者三振。初回二死から5回3つ目のアウトまで13打者連続で三振を奪い、プロ野球新記録を打ち立てる。

 6回先頭の紅林弘太郎は中飛で三振記録は途切れるものの、6回の3つ目のアウトと7回の3つ目のアウトは三振を奪って毎回奪三振を継続。8回にこの日5度目の三者連続三振を記録し、パーフェクト投球のまま9回を迎えた。

 先頭の代打・中川圭太を三ゴロに打ち取り、つづく代打・山足達也も1球で遊ゴロに斬って二死。最後の最後で代打・杉本裕太郎が登場したが、ここはフォーク3つで空振りの三振。NPB記録に並ぶ1試合19奪三振に到達したところで試合終了。1994年5月18日の巨人・槙原寛己以来、NPB28年ぶりの完全試合が達成された。



 10日に放送された『プロ野球ニュース』でも、この偉業はトップニュースとして扱われた。

 解説者の谷繁元信氏は佐々木の投球について「早めに追い込んですぐに勝負するというのは、今年ずっと取り組んでいること。球数を増やさないことを考えた組み立てをしている」とし、今年はシーズンを通してローテーションを守りながらなるべく多くのイニングを投げるべく、“省エネ”化への意識が高まっていると指摘。それが19個もの三振を奪いながら9回を105球で投げきれた要因になったと挙げる。

 また、気になったシーンとして4回裏一死でブレイビック・バレラを迎えた場面をピックアップ。「13者連続三振の9個目、バレラを追い込んだ後の1球。松川はインサイドの真っすぐを要求しているんですが、よく見ると一瞬間があって、佐々木が2回ほど頷いてから投げている。そこで見逃し三振に仕留めると、佐々木は投げ終わった後に松川の方を指差しているんですよね」と、バッテリーの意思疎通が見えたシーンをポイントに挙げ、「次の打者の吉田正尚にはカーブ、カーブで入ってフォークで三振。このあたりからバッテリーの呼吸というか、リズムが良くなった」と解説。偉業に向けてエンジンが加速したと振り返った。

 「先週の試合も見ていましたが、この1週間でもバッテリーが成長している」と谷繁氏。一戦ごとに絆を深め、成長が止まらない20歳の“令和の怪物”と18歳のゴールデンルーキーのコンビを讃えた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


歴代の完全試合達成者


・藤本英雄(巨人)
1950年6月28日 vs.西日本(青森)

・武智文雄(近鉄)
1955年6月19日 vs.大映(大阪)

・宮地惟友(国鉄)
1956年9月19日 vs.広島(金沢)

・金田正一(国鉄)
1957年8月21日 vs.中日(中日)

・西村貞朗(西鉄)
1958年7月19日 vs.東映(駒沢)

・島田源太郎(大洋)
1960年8月11日 vs.阪神(川崎)

・森滝義巳(国鉄)
1961年6月20日 vs.中日(後楽園)

・佐々木吉郎(大洋)
1966年5月1日 vs.広島(広島)

・田中勉(西鉄)
1966年5月12日 vs.南海(大阪)

・外木場義郎(広島)
1968年9月14日 vs.大洋(広島)

・佐々木宏一郎(近鉄)
1970年10月6日 vs.南海(大阪)

・高橋善正(東映)
1971年8月21日 vs.西鉄(後楽園)

・八木沢荘六(ロッテ)
1973年10月10日 vs.太平洋(仙台)

・今井雄太郎(阪急)
1978年8月31日 vs.ロッテ(仙台)

・槙原寛己(巨人)
1994年5月18日 vs.広島(福岡ドーム)

・佐々木朗希(ロッテ)
2022年4月10日 vs.オリックス(ZOZOマリン)


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