2022.04.12 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 10 | 終了 | 4 | 横浜DeNAベイスターズ |
那覇 |
若手台頭が刺激に…エモやん「合格点」
巨人の戸郷翔征投手(22)は12日、那覇で行われたDeNA戦で7回3失点と好投し、今季2勝目(1敗)を手にした。
3回にドラ6ルーキー・梶原昂希に失投を捕らえられ、プロ初本塁打となる同点2ランを打たれたが、その後は味方打線からの大量援護を受けて、9安打を許しながらも3失点とゲームメイク。今季2度目となる2ケタ10三振を記録するなど、要所を締める投球も光った。
12日放送のCSでフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の江本孟紀さんは、「今年は若手も入ってきて競争相手が増えたことで刺激を受けているのか、力が入っていますよね」と、堀田賢慎、赤星優志、山﨑伊織といったプロキャリアでは“後輩”にあたる投手たちが続々と台頭してきたことが、戸郷のパフォーマンスレベル向上に影響していると分析。
続けて、「ちょっとヒットを打たれ過ぎかなとも思うけど、7回3失点は合格点でしょう」と投球内容を評価しつつ、「気をつけなければ行けないのは左打者対策。それができたら完投も軽くできるんじゃないか」と今後の課題にも言及した。
江本さんが指摘した通り、今季の戸郷はここまで3試合・20イニングに登板し、右打者の被打率.162(37-6)に対して、左打者の被打率.395(38-15)と、左打者に苦戦している傾向が明確に出ている。
いまだ今季のサンプルが少ないとはいえ、シーズンが進めば他球団からのマークも厳しくなるため、1日も早く「左打者対策」のキッカケを掴みたいところだろう。
戸郷にとっては自身初の2ケタ勝利を目指すシーズン。次世代エースの座を争うライバルたちに先駆け、目に見える結果で進化を証明したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』