初回の好機で流れをつかめず
ロッテはソフトバンクの先発・千賀滉大を打ち崩せず完封負けを喫した。
初回、先頭の高部瑛斗が内野安打で出塁し、藤原恭大には送りバントのサインが出たが、2球連続で失敗。高部の盗塁と藤原のファーストゴロで一死三塁とするも、中村奨吾と佐藤都志也が倒れ、千賀から先制する好機を生かすことができなかった。その後は打線が沈黙し今季初の完封負けとなった。
14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MC務めた高木豊さんは「ロッテは優勝を狙えるだけの位置にいて戦力があるんですよ。そのなかで初回の藤原ですよね。(無死一塁で)井口監督が送りバントを命じた。送りバントを命じたのは千賀と二木の調子を見て、1点差勝負になるという目論見でバントをやらせている。結果的に盗塁と進塁打で1アウト三塁となるんですけど、やはり監督が意図したことを(選手が)できないと優勝するチームにはね…。(それができないと)流れが変わるというか」と、藤原の送りバント失敗が初回にロッテへ傾いた試合の流れを自ら断ってしまったと苦言を呈した。
「ロッテはほんとうに優勝を狙えるようなチームになっているので、こういうところを頑張ってやってほしいなということですね」と今後に期待を込めてエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』