2回に逆転の満塁弾を浴び、肩を落としながらベンチに戻る大谷(左)

○ レンジャーズ 10 - 5 エンゼルス ●
<現地時間4月12日 グローブライフ・フィールド>

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)が14日(日本時間15日)、敵地グローブライフ・フィールドでのレンジャーズ戦に「1番・投手兼指名打者」でフル出場。打者として4打数1安打1得点、投手としては4回途中6安打6失点と崩れ2敗目を喫した。

 2点の援護をもらい初回のマウンドに上がった大谷。初回は一死から右翼・ロハスの落球と暴投で一死三塁のピンチを招いたが、ドジャースから移籍してきた3番・シーガーをスプリットで空振り三振斬り。続く4番・ガーバーは三ゴロに仕留め無失点スタートを切った。

 しかし2点リードの2回、連打と四球で一死満塁のピンチを招くと、9番・ハイムに痛恨の満塁被弾。2球で2ストライクと追い込んだが、3球目のスプリットがど真ん中に入り、完璧捉えられた打球はライナーへ右翼席へ着弾した。

 3回は3者凡退でゼロを刻んだが、4回は先頭の8番ウィリー・カルフーンに二塁強襲の二塁打を許したあと、またも9番のハイムに左前適時打を浴び5点目を失った。続く1番・ミラーを一ゴロに仕留めたところで降板。リリーフしたモランが二死二塁でシーガーに右越え2ランを浴び、大谷は自責点6で防御率は7.56となった。

 打席では初回の第1打席が見逃し三振、2回の第2打席は四球。2点を追う4回の第3打席は二死二塁でヒット性の痛烈なライナーを右前へ放ったが、かつての同僚である右翼のコール・カルフーンに好捕され今季初打点とはならなかった。

 大谷は指名打者ルールの改定に伴い、開幕戦に続き降板後も指名打者枠に残り出場継続。6点を追う9回、右翼線へ痛烈な二塁打を放ち4試合連続安打で打率は.172。しかし、この日も本塁打はなく、これで開幕から7試合連続ノーアーチとなった。

 エンゼルスは初回に幸先よく2点を先制するも、投手陣が崩れ逆転負け。連勝は2でストップし、再び借金1となった。

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ベースボールキング編集部

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