○ 阪神 4 － 1 巨人 ●
＜4回戦・甲子園＞

　巨人は相手を上回る8安打を放ちながら1得点に終わり3連勝ならず。6連敗中だった阪神に今季2勝目を献上した。

　新型コロナウイルスの影響で出遅れていた今季初先発の青柳晃洋を相手に、初回から安打と犠打で得点圏に走者を進める手堅い攻撃を見せ、4番・坂本勇人の右前打で幸先よく先制に成功した。

　しかし、昨季2冠の変則右腕にもうひと押しできない展開が続き、先発の菅野智之が5回に2番・佐藤輝明に逆転2ランを被弾。その後も坂本がフライを落球、中田がバント処理でファンブルするなど、名手にらしくないプレーが続き、大観衆が詰めかけた甲子園でプレッシャーを受けながらの試合運びとなった。

　打線は1番・吉川尚輝が猛打賞、3番・ポランコと坂本のクリーンナップがマルチ安打と当たりは出ていたが、2番・若林晃弘が2併殺など打線としての繋がりを欠き2回以降は無得点に終わった。

　1点ビハインドの8回には坂本がこの試合2つ目のエラーを犯し、直後に3番手・畠世周がロハス・ジュニアにダメ押しの2ランを被弾。攻守が噛み合わず、7回途中2失点の菅野が今季2敗目（2勝）を喫した。