2022.04.15 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 3 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
● DeNA 2 - 3 ヤクルト ○
<3回戦・横浜>
昨年目の前で胴上げを許したヤクルトを迎えての本拠地カード初戦、DeNAは1点及ばず悔しい惜敗を喫した。新型コロナウイルスの影響で主力が相次いで離脱するなか、これで12日の活動再開後3連敗。今季のホーム初勝利もお預けとなった。
雨やコロナの影響で2回登板が飛んだ先発の坂本裕哉は、いきなり先頭の塩見泰隆にストレートのフォアボールを与える不安な立ち上がりだったが後続を断ち、2回も先頭にヒットを打たれながら粘りのピッチングで切り抜ける。
しかし3回、この日初めて投じたカーブを塩見に捉えられ左中間スタンドへ運ばれると、4回には村上宗隆、濱田太貴、長岡秀樹に3連打を浴び追加点を許し、更にフォアボールを挟んで古賀優大の犠牲フライで3点目を献上。
しかし金久保優斗のセーフティスクイズを判断よくセカンドへ送球し併殺でピンチを凌ぐと、1番から始まる5回は三者凡退に切って取った。裏の攻撃でチャンスで打席が回ってきたため、5イニングで降板となったが、71球、被安打5、失点3で、試合を作ることには成功した。
本人は「とにかく先に点を与えないことを強く意識して試合に臨みました。ブルペンから状態は良かったのですが、結果的に先制点、そして追加点を与えてしまいました。4回に連打された後の修正となってしまったので、もっと早いタイミングで修正できるようにしたいです」と反省。
三浦大輔監督も「失点は悔やまれますし、あの辺りでもうひと踏ん張りできれば」としながらも、「いきなり立ち上がりストレートのフォアボールで始まって、まぁそのあとは踏ん張りました」と及第点を与えていた。
打線は復帰3戦目のネフタリ・ソトが「スライダーをしっかり捉えることができました」と自画自賛の今シーズン初ホームランで2点を返したが、8回に藤田一也の復帰後初ヒットで押せ押せムードになりながら、関根大気のバントは小フライになり、代走蝦名達夫に迷いが生じてセカンドフォースアウト。
9回にも先頭の宮﨑敏郎がクリーンヒットで出塁しながら、同点打は産まれず、1点差でゲームは終わった。
指揮官は8回に封殺された蝦名について、「難しい判断だが、もう少しうまく判断できたんじゃないかなと思います」と苦言を呈し、「繋げていけないと苦しくなりますね」とミスを悔やんだ。
「対策は立てているんですねど」と監督は振り返ったが、終わってみれば昨年3戦3敗の金久保に6回2失点で初勝利を献上し、昨年横浜スタジアムで打率.333と打たれまくった塩見の一打が決勝打となった。
天敵2人にやられたホーム最初のヤクルト戦。「ファンに早くホームで勝ちを届けられるように」との指揮官の思いを具現化してほしい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<3回戦・横浜>
昨年目の前で胴上げを許したヤクルトを迎えての本拠地カード初戦、DeNAは1点及ばず悔しい惜敗を喫した。新型コロナウイルスの影響で主力が相次いで離脱するなか、これで12日の活動再開後3連敗。今季のホーム初勝利もお預けとなった。
雨やコロナの影響で2回登板が飛んだ先発の坂本裕哉は、いきなり先頭の塩見泰隆にストレートのフォアボールを与える不安な立ち上がりだったが後続を断ち、2回も先頭にヒットを打たれながら粘りのピッチングで切り抜ける。
しかし3回、この日初めて投じたカーブを塩見に捉えられ左中間スタンドへ運ばれると、4回には村上宗隆、濱田太貴、長岡秀樹に3連打を浴び追加点を許し、更にフォアボールを挟んで古賀優大の犠牲フライで3点目を献上。
しかし金久保優斗のセーフティスクイズを判断よくセカンドへ送球し併殺でピンチを凌ぐと、1番から始まる5回は三者凡退に切って取った。裏の攻撃でチャンスで打席が回ってきたため、5イニングで降板となったが、71球、被安打5、失点3で、試合を作ることには成功した。
本人は「とにかく先に点を与えないことを強く意識して試合に臨みました。ブルペンから状態は良かったのですが、結果的に先制点、そして追加点を与えてしまいました。4回に連打された後の修正となってしまったので、もっと早いタイミングで修正できるようにしたいです」と反省。
三浦大輔監督も「失点は悔やまれますし、あの辺りでもうひと踏ん張りできれば」としながらも、「いきなり立ち上がりストレートのフォアボールで始まって、まぁそのあとは踏ん張りました」と及第点を与えていた。
打線は復帰3戦目のネフタリ・ソトが「スライダーをしっかり捉えることができました」と自画自賛の今シーズン初ホームランで2点を返したが、8回に藤田一也の復帰後初ヒットで押せ押せムードになりながら、関根大気のバントは小フライになり、代走蝦名達夫に迷いが生じてセカンドフォースアウト。
9回にも先頭の宮﨑敏郎がクリーンヒットで出塁しながら、同点打は産まれず、1点差でゲームは終わった。
指揮官は8回に封殺された蝦名について、「難しい判断だが、もう少しうまく判断できたんじゃないかなと思います」と苦言を呈し、「繋げていけないと苦しくなりますね」とミスを悔やんだ。
「対策は立てているんですねど」と監督は振り返ったが、終わってみれば昨年3戦3敗の金久保に6回2失点で初勝利を献上し、昨年横浜スタジアムで打率.333と打たれまくった塩見の一打が決勝打となった。
天敵2人にやられたホーム最初のヤクルト戦。「ファンに早くホームで勝ちを届けられるように」との指揮官の思いを具現化してほしい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)