伝統の一戦で佐藤輝が大仕事
6連敗中の阪神は佐藤輝明の4号2ランで逆転に成功、待望の今季2勝目を掴んだ。
相手先発・菅野智之に対し4回までゼロが続き、1点ビハインドの5回も簡単に二死を取られたが、1番・中野拓夢が自身2本目の安打となる右前打で出塁すると、今季3つ目の盗塁で得点圏へ進塁。2番・佐藤輝明がカウント2-2から7球目のスライダーを右翼席へ放り込んだ。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した“平成唯一の三冠王”松中信彦さんは、佐藤輝が内角のスライダーを片手でさばくように放った一発について「インコースを攻められるので、今のバッティングを良しとしないといけない」と、弱点とされているインコース攻めを打開するための一手であることを指摘。
「片手でホームランを打てるバッターはそうはいないのでこれができるのはすごく良い武器になる。こうやってホームランを打てるので、もっと自信を持ってもうちょっとポイントを前にすればもっと(インコースの)真っすぐをさばけるようになる」とアドバイスを送り、若き主砲のさらなる進化へ期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』