地区V達成の2001年ユニフォームで登場
昨秋にマリナーズの球団殿堂入りを果たしたイチロー(48)会長付特別補佐兼インストラクターが現地時間15日(日本時間16日)、マリナーズのホーム開幕戦の始球式に登場。現役時代さながらの快速球を披露した。
加入1年目で地区優勝を果たした2001年シーズン当時のユニフォームに身を包んだイチロー氏は、マウンドへ上がると右肩をグルグルと回し、勢いよく投球。糸をひくような美しい軌道の快速球が捕手役を務めたフリオ・ロドリゲス選手(21)のグラブに吸い込まれた。
ロドリゲスはMLBプロスペクトランキングで3位にランク付けされた有望株で、今春のスプリングトレーニングではイチロー氏がキャッチボールパートナーを務めた球団期待の若手。
年齢を感じさせないイチロー氏の姿はもちろん、シアトルのレジェンドから次代を担う若手への一投にマリナーズファンは熱狂。背番号51は地元ファンの喝采に両手を挙げて応えた。