○ パイレーツ 6 － 4 ナショナルズ ●
＜現地時間4月16日　PNCパーク＞

　パイレーツの筒香嘉智内野手（30）が16日（日本時間17日）、本拠地でのナショナルズ戦に「4番・指名打者」で先発出場。ヒットこそなかったものの2四球1得点を記録し、チームの勝率5割復帰に貢献した。

　初回、二死二塁でナショナルズの先発左腕・ロジャースと対戦。追い込まれたあとの外角スライダーをしっかりと見極め、四球で4試合連続出塁を記録した。1点リードの3回は無死一塁で打席に入ったが、一塁走者のチャビスが牽制死。筒香は追い込まれたあとファウルで粘ったが、最後は89.9マイル（約145キロ）のシンカーにバットが空を切り三振に倒れた。

　5回の第3打席は、1点を勝ち越しなおも一死一、三塁の好機で右サイドハンドのシーシェクと対戦。カウント1－2後の外角スライダーを上手く捉えたが、打球は中堅手正面への飛球。ライナー性だったため三塁走者はタッチアップできなかった。

　1点リードで迎えた8回の第4打席も、無死三塁の好機で4番手右腕のフィネガンと対戦。この打席は96マイル（約155キロ）前後の速球を9球連続で投げ込まれたが、ファウルで粘りながら最後は内角へのボール球を冷静に見送り一塁へ。そのあと三塁へ進み、内野ゴロの間に5点目となるホームを踏んだ。

　パイレーツは8回裏の3得点が効き、本拠地での接戦に勝利。筒香は2打数無安打1三振で打率を.222に下げたが、2四球1得点を記録し出塁率は.324に上がった。