楽天時代の西川遥輝

◆ 「野球ができないんじゃないか」からのV字回復

 プロ野球は開幕からまもなく1カ月……。

 今季も新型コロナウイルスと付き合いながらのシーズンとなりそうだが、12球団で最も影響を受けているのが楽天だろう。

 開幕からちょうど1週間がたった今月初旬には複数選手が陽性判定を受け、2試合が中止に。さらに先週もオリックスとの3連戦がすべて中止になるなど、今季消化した試合は両リーグで最も少ない「14」にとどまっている。

 そんな楽天だが、週末はソフトバンクを相手に2連勝。リーグ首位に躍り出た。その原動力となっているのが、「投高打低」が顕著な今季のパ・リーグの中で奮闘するイーグルス打線だ。

 17日の試合ではソフトバンク投手陣に17安打を浴びせ、計14得点の猛攻。消化した試合数が断トツで少ないにもかかわらず、62得点はリーグ2位の好成績となっている。

 好調な打線を牽引するのが、オフに日本ハムから移籍してきたリードオフマンの西川遥輝だ。

 長年にわたって日本ハム打線を引っ張り、2016年にはチームを日本一に導いた俊足巧打の外野手。昨オフには思いもよらぬ“ノンテンダー”で自由契約となり、プロ入り後初めて「フリー」の身となった。

 そんな西川を獲得したのが、ここ数年とくに積極的な補強を敢行している楽天である。

 昨年12月の入団会見で「もしかしたら野球ができないんじゃないか」という不安な気持ちを明かしていた男は、新天地での目標を聞かれると「全ての部門でキャリアハイを目指して、そして石井(一久)監督を胴上げできればと思います」と答えていた。

 実際、移籍1年目の今季は昨季どん底だった打棒が復活。打率.362(リーグ2位)・3本塁打(同2位タイ)・14打点(同1位)と、主要打撃3部門でリーグトップに立つ勢いを見せている。

 特に目立っているのが、近年影を潜めていた勝負強さ。得点圏打率はなんと.500(12-6)というハイアベレージをマーク。1番打者ながらリーグトップの打点を稼ぎ出しているというのも頷ける成績だ。

 また、西川といえば球界屈指の脚力を持ち主で、これまで4度の盗塁王(2014・2017・2018・2021年)に輝いている。今季はトップと3差の4個にとどまっているが、遅かれ早かれ盗塁王争いには加わってくるだろう。

 さすがに自己ベストが10本塁打の西川にとって本塁打王は厳しいが、盗塁王以外にも首位打者や最多安打、最高出塁率に得点王などは十分に狙えそうだ。

 新天地で水を得た魚のように暴れまわる背番号6のリードオフマン。

 “ノンテンダー”という屈辱からV字回復を果たし、入団会見で掲げた2つの目標もあっさり達成してくれるかもしれない。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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