○ 巨人 3 － 1 広島 ●
＜4回戦・東京ドーム＞

　試合前まで打率リーグ2位の.370をマークしていた巨人の吉川尚輝が19日の広島戦、二塁の守備で魅せた。

　まずは0－0の2回一死一、二塁から大盛穂のボテボテの打球に二塁の吉川は、4－6－3の併殺を狙わず、まずは一塁でアウトし、挟殺プレーでダブルプレーに取った。

　この守備に19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人－広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「セカンドの判断は良いんじゃないですか。セカンドに送ってダブルプレー狙ったら、当たりがよくなかったので、成立しなかったかもしれない」と評価。

　4回にも小園海斗のセカンド後方の打球を、吉川がジャンピングキャッチの好捕。江本氏は「今のはタイミングが良かった。ボールがドライブするというか、落ちてきたので捕れたんですけどね。捕れない球を捕ったのではなく、捕れる球を捕ったんですよ」と話していた。

　さらに3－0の7回一死一、三塁の上本崇司の小飛球を、バウンドして捕り、目の前にいた一塁走者をタッチしアウトにすると、そのまま一塁ベースを踏みダブルプレー。江本氏は「珍しいですよね。めったにこういうプレーはできないよね。バッティングも良いから、守備の勘もよくなるんですよ」と分析していた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）