ニュース 2022.04.20. 07:14

中日大敗も主砲復調の明るい兆し…対戦相手に求められる“対策”とは?

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中日・ビシエド (C) Kyodo News
2022.04.19 18:00
中日ドラゴンズ 4 終了 12 東京ヤクルトスワローズ
バンテリンドーム

真中氏が注目の4番「内容も良くなってきた」


 中日はホームにヤクルトを迎えて連勝を目指したが4-12の大敗。それでも、主砲のダヤン・ビシエドが2号2ランを含む2試合連続のマルチ安打をマークし、復調の気配を感じさせた。

 ビシエドはここまで打率が2割代前半を推移していたが、「4番・一塁」で先発した19日のヤクルト戦では、6点ビハインドの4回に相手右腕・サイスニードの甘く入ったチェンジアップを捕らえ、開幕戦以来となる一発を左翼席へ。8回の第4打席には中安打を放ち、先週末の広島戦に続いて2試合連続のマルチ安打とした。

 19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の真中満さんは、「ビシエドが気になって見ていたんですけど、ホームランも出ましたし、非常に内容も良くなってましたよね。4番のビシエドが打っていかないとドラゴンズ打線は活気が出てこない。今日2本出て先日も2本打ちましたので、内容的にもいいですから、ちょっと復調の兆しが見えてきたのかな」と、主砲の状態が上向いてきたとの見方を示した。

 一方、同番組に電話出演した池田親興さんは、上り調子のビシエドについて、「外側の球を腕を伸ばしたところで打ってくるタイプのバッター。内側をどう攻めるかというところなんでしょうけど、立ってみると内側に投げづらいバッターではある」と投手目線から印象を語り、「今日打ったのも身体の遠くのボール。この辺は気をつけないといけない。ピッチャーからすると怖いですけど、内側を攻めなきゃいけないでしょうね」と、インコースを突くことがビシエド封じのカギになるとの見解を示した。

 中日はリードオフマンの大島洋平がリーグトップの打率.377、ビシエドの後ろを打つ阿部寿樹が得点圏打率4割超えと当たっており、ビシエドの状態次第で得点力アップが見込める状態にある。19日終了時点で首位・巨人から2.5差の3位。今後は復活しつつある竜の主砲が、上位争いのキーマンとなりそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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