「引退を正式に発表します」
NPB通算43勝を挙げたリック・バンデンハーク投手(36)が22日、自身の公式サイトを通じて、プロ野球選手としての現役生活を終えたことを発表した。
バンデンハークは2015年にソフトバンクへ加入すると、デビューから16年途中まで15連勝の日本記録を樹立。17年からは2年連続2ケタ勝利を挙げ、日本シリーズ4連覇を果たしたソフトバンク黄金期を支える活躍を見せた。
しかし、近年は故障の影響もあり一軍で満足に投げることが出来ず、ヤクルトへ移籍した21年は、わずか2試合の登板にとどまり0勝1敗、防御率15.43の成績。同年シーズン途中にヤクルトから自由契約となっていた。
バンデンハークは自身の公式サイトにて、「プロ野球選手としての引退を正式に発表します」と声明文を掲載し、「野球は他の文化を学び、多くの思い出を経験する機会を与えてくれました。永遠に感謝しています」と、米韓日の3カ国のプロリーグを渡り歩いたキャリアを振り返った。
NPBではソフトバンクで6年、ヤクルトで1年の合計7シーズンプレー。通算86試合(514回)の登板で43勝20敗、防御率3.78の成績を残した。