2022.04.23 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 3 | 終了 | 2 | 千葉ロッテマリーンズ |
京セラD大阪 |
○ オリックス 3× - 2 ロッテ ●
<5回戦 京セラドーム大阪>
オリックスが今週2度目の延長11回サヨナラ勝ちを収めた。
オリックス・山岡泰輔、ロッテ・石川歩の両先発による投げ合いとなったこの試合。オリックスは初回、一死一・三塁から吉田正尚が犠飛を放ち先制するが、4回、二死一・三塁の場面で伏見寅威のパスボールを三走・マーティンの好走塁で突かれ、同点に追いつかれてしまう。
オリックスは7回から、ロッテは8回から継投に入ると、中継ぎ陣の粘りあるピッチングで延長戦に突入。延長10回、オリックス5番手の比嘉幹貴が先頭の小川龍成に右二塁打を打たれると、髙部瑛斗の犠打で一死三塁に。続く中村奨吾の三ゴロの間に三走・小川の生還を許し勝ち越された。
しかし直後の10回裏、ロッテ4番手の守護神・益田直也から先頭の福田周平が右翼線二塁打を放つと、バレラが遊撃手・小川の失策で出塁。紅林弘太郎の打席でバレラの代走・佐野皓大が走塁死するも、紅林が四球を選び、一死一・三塁から4番・吉田正が再び犠飛を放ちオリックスが同点に追いついた。
11回表はオリックス6番手の村西良太が2つの四球を与えならがらも無失点。迎えた11回裏、この日ファームから昇格し「6番・左翼」でスタメン出場していた来田涼斗が相手5番手の小沼健太から右前打で出塁し、不調の杉本裕太郎も四球で出塁した。
代打・山足達也のバスターは不発に終わったが、一死一・三塁から伏見が強烈な二ゴロを放つと、二塁手・中村がファンブルし、その隙に三塁走者の来田が間一髪サヨナラのホームに生還。両チームともに適時打ゼロで決着するという珍しい試合となった。勝利投手は村西で1勝(1敗)。
試合後、ヒーローインタビューに応じた来田は、「風岡さん(三塁コーチャー)からGO!と言われた瞬間に、僕も行く気満々だったので、なんとかセーフになろうと思って走ってました」と決勝のホームに滑り込んだ瞬間を振り返った。
今季初スタメンで「最初、とても緊張してたんですけど、段々と慣れていって、最後に自分の良さが出て良かった」と安堵の表情。高卒2年目となる今季は「1年目とは違った形で、もっとアピール出来るように、積極的に仕掛けていきたい」と力強く語った。
中嶋聡監督は「よく粘ったと思いますし、ピッチャー陣が頑張ってくれたと思います。野手も応えましたね。粘っていい勝ち方だった。その次があまり良くないので、明日に繋げたい」とコメント。
サヨナラ勝利に貢献した来田については「イケイケっすねアイツも。まあそう判断したんだから好走塁ですね。ヒヤッとしましたけど(笑)」と積極性あるプレーに笑みを浮かべていた。
山岡に関しては「前回よりはちょっと…前回ほどじゃなかったですけどね。かなりバテた感じも見られましたし、あそこで切りました」とした上で、山岡の後を投げた5人の中継ぎ陣について「ホントによく頑張ってくれてますし、何とか報いるようにしたいんですけどね。また!お願いします!ピッチャー陣!という感じです」と粘投を労った。
不調の杉本に6試合ぶりの安打が出たが、「やっと手数がね、初球で凡退してますけど、手数が出るようになって来ているのは、見極めも出来てますし、ああいう感じがいいのかなと思います」と指揮官の中では復調の兆しを感じ取っているようだ。
24日は前回対戦で完全試合をやられた佐々木朗希との再戦。粘りのある戦いで攻略したい。
取材・文=どら増田
<5回戦 京セラドーム大阪>
オリックスが今週2度目の延長11回サヨナラ勝ちを収めた。
オリックス・山岡泰輔、ロッテ・石川歩の両先発による投げ合いとなったこの試合。オリックスは初回、一死一・三塁から吉田正尚が犠飛を放ち先制するが、4回、二死一・三塁の場面で伏見寅威のパスボールを三走・マーティンの好走塁で突かれ、同点に追いつかれてしまう。
オリックスは7回から、ロッテは8回から継投に入ると、中継ぎ陣の粘りあるピッチングで延長戦に突入。延長10回、オリックス5番手の比嘉幹貴が先頭の小川龍成に右二塁打を打たれると、髙部瑛斗の犠打で一死三塁に。続く中村奨吾の三ゴロの間に三走・小川の生還を許し勝ち越された。
しかし直後の10回裏、ロッテ4番手の守護神・益田直也から先頭の福田周平が右翼線二塁打を放つと、バレラが遊撃手・小川の失策で出塁。紅林弘太郎の打席でバレラの代走・佐野皓大が走塁死するも、紅林が四球を選び、一死一・三塁から4番・吉田正が再び犠飛を放ちオリックスが同点に追いついた。
11回表はオリックス6番手の村西良太が2つの四球を与えならがらも無失点。迎えた11回裏、この日ファームから昇格し「6番・左翼」でスタメン出場していた来田涼斗が相手5番手の小沼健太から右前打で出塁し、不調の杉本裕太郎も四球で出塁した。
代打・山足達也のバスターは不発に終わったが、一死一・三塁から伏見が強烈な二ゴロを放つと、二塁手・中村がファンブルし、その隙に三塁走者の来田が間一髪サヨナラのホームに生還。両チームともに適時打ゼロで決着するという珍しい試合となった。勝利投手は村西で1勝(1敗)。
試合後、ヒーローインタビューに応じた来田は、「風岡さん(三塁コーチャー)からGO!と言われた瞬間に、僕も行く気満々だったので、なんとかセーフになろうと思って走ってました」と決勝のホームに滑り込んだ瞬間を振り返った。
今季初スタメンで「最初、とても緊張してたんですけど、段々と慣れていって、最後に自分の良さが出て良かった」と安堵の表情。高卒2年目となる今季は「1年目とは違った形で、もっとアピール出来るように、積極的に仕掛けていきたい」と力強く語った。
中嶋聡監督は「よく粘ったと思いますし、ピッチャー陣が頑張ってくれたと思います。野手も応えましたね。粘っていい勝ち方だった。その次があまり良くないので、明日に繋げたい」とコメント。
サヨナラ勝利に貢献した来田については「イケイケっすねアイツも。まあそう判断したんだから好走塁ですね。ヒヤッとしましたけど(笑)」と積極性あるプレーに笑みを浮かべていた。
山岡に関しては「前回よりはちょっと…前回ほどじゃなかったですけどね。かなりバテた感じも見られましたし、あそこで切りました」とした上で、山岡の後を投げた5人の中継ぎ陣について「ホントによく頑張ってくれてますし、何とか報いるようにしたいんですけどね。また!お願いします!ピッチャー陣!という感じです」と粘投を労った。
不調の杉本に6試合ぶりの安打が出たが、「やっと手数がね、初球で凡退してますけど、手数が出るようになって来ているのは、見極めも出来てますし、ああいう感じがいいのかなと思います」と指揮官の中では復調の兆しを感じ取っているようだ。
24日は前回対戦で完全試合をやられた佐々木朗希との再戦。粘りのある戦いで攻略したい。
取材・文=どら増田