今季はファームで8試合・防御率0.00
オリックスは24日、育成選手の近藤大亮投手(30)を支配下登録することを発表。
背番号はプロ入り時に背負った「20」に戻る。
浪速高から大阪商業大、社会人のパナソニックを経て2015年のドラフト2位でオリックスに入団した右腕。ルーキーイヤーこそ故障で1試合の一軍登板に終わったものの、2年目の2017年から2019年まで3シーズン連続で50試合以上に登板するなど、主にセットアッパーとして中継ぎ陣の一角を担っていた。
しかし、2020年に右肘を故障してトミー・ジョン手術を決断。その年のオフから育成契約となり、昨年はリハビリに専念して公式戦登板ゼロ。それでも今季はファームで実戦復帰を果たすと、8試合に登板して被安打2の無失点。好投を続け、ついに支配下登録を勝ち取った。
「まずはこの2年間、支えていただいたすべての方々に感謝したいと思います」と、感謝の想いを口にした背番号20。「またここからがスタートとなりますが、これまで支えてくださった方々に少しでも恩返しができるように、一日一日を大切に投げていきたいと思います」と球団を通じて意気込みを表明した。
兄貴肌な性格から後輩からも慕われる“投げる闘争心”。その第二章が幕を開ける。
取材・文=どら増田
コメント
▼ 近藤大亮
まずはこの2年間、支えていただいたすべての方々に感謝したいと思います。
ケガでリハビリを行っている間にチームが優勝するなど、自分の居場所が無くなってしまうのではないかと不安な気持ちもありましたが、必ずまたあの舞台に戻りたいという一心で、前を向いて一日一日やるべきことをやってきました。
またここからがスタートとなりますが、これまで支えてくださった方々に少しでも恩返しができるように、一日一日を大切に投げていきたいと思います。