◆ 打率もリーグ4位
カブスの鈴木誠也選手(27)は現地時間24日(日本時間25日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に「2番・右翼」で先発出場。
最終回の第5打席に二塁打を放ち、この日は5打数1安打。打率は.354となっている。
パイレーツとの4連戦の最終戦。前日は21-0と大勝したカブスだが、この日も初回から2点を先制するものの、その後は走者を出しながらもあと一本が出ない展開に。
すると2回に1点を返され、3回には筒香嘉智に犠飛を浴びて同点。ケビン・ニューマンには適時二塁打を浴びて逆転を許すと、4回にも守備のミスが絡んで1失点。2-4と序盤で試合をひっくり返されてしまった。
それでも8回にイアン・ハップのソロで1点差とし、9回裏は一死からラファエル・オルテガが二塁打。同点のチャンスでここまで無安打の鈴木に打席が回ってくる。
デービッド・ベッドナーが投じた初球、155キロの内角球に手を出して行くも、やや押し負ける格好となって打球はフラフラと舞い上がった。これがちょうど一塁手の頭上を超え、ライトのライン際にポトリ。落ちたのを見て慌ててスタートを切ったオルテガは三塁を回ったところでストップ。同点打とはならなかったが、二塁打で逆転サヨナラのチャンスを演出した。
ところが、ウィルソン・コントレラスが三振に倒れて二死となると、申告敬遠で満塁となって迎えたフランク・シュウィンデルは空振り三振。サヨナラ機を逃したカブスは3-4で敗れ、このカードは1勝3敗で負け越しとなった。
鈴木誠也は5打数1安打、この4連戦は前日の1試合3安打もあって計5安打となり、打率.354はリーグ4位の好成績。OPS1.180はリーグトップどころかメジャー30球団の中でも1位の数字となっている。
チームは1日の休みを挟み、敵地でのブレーブス3連戦とブリュワーズ3連戦というロード6連戦へ。もうすぐ開幕から1カ月、このまま好調をキープして走っていくことができるか。鈴木誠也の今後に注目だ。