故障に悩まされ続ける“左のエース候補”
阪神は26日、髙橋遥人投手(26)が左肘のトミー・ジョン手術(内側側副靭帯再建術)を受けたと発表した。
髙橋は常葉橘高から亜細亜大を経て2017年ドラフト2位で阪神に入団したサウスポー。2年目の19年に自己最多の19試合(109回2/3)に登板し、3勝9敗、防御率3.78、125奪三振とブレークを予感させるパフォーマンスを見せたが、以降はコンディション不良が重なり、シーズンを通して活躍することが出来ず。
昨季も2完封し防御率1.65と奮闘したものの、わずか7試合・49イニングの登板にとどまり4勝2敗。度重なる故障の影響で、球界屈指のポテンシャルを活かしきれないシーズンが続いていた。
昨秋に左肘のクリーニング手術を受け、プロ5年目の今季はここまでオープン戦、一・二軍通じて公式戦での登板なし。不安を完全に取り除くためにも、術後約1年のリハビリを要する大手術を決断した。
髙橋は球団公式HPを通じて以下のようにコメントを発表。ファンへ復活を誓った。
「肘の状態が悪く、不安を取り除いて万全の状態にするために手術することを決断しました。チームが必死に戦っている中、力になることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「もう一度マウンドに戻ってきて、チームの力になれるように、ファンの皆さんの前で投げることができるように、これからリハビリを頑張っていきます」