山本由伸から大胆采配で追加点を奪う
野球解説者の大久保博元さんが、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演。日本ハム・BIG BOSSの采配について言及した。
日本ハムは4回、先頭の近藤健介がレフト前で出塁し、続く4番・松本剛レフトへの二塁打で無死二・三塁とチャンスを拡大。5番・石井一成がライト前へタイムリーを放ち、オリックスの先発・山本由伸から貴重な先制点を挙げる。
さらに、無死一・三塁で野村佑希の4球目に一塁走者がスタート。オリックスの捕手・若月健矢が二塁へ送球したと同時に三塁走者の松本剛が本塁に突入、見事な重盗で2点目を奪った。
この采配について大久保さんは「4回とか早い回で(無死)一・三塁の場面は基本的に(一塁走者が盗塁した場合)三塁にキャッチャーが投げるとかピッチャーカットはやらない。最近は(三塁走者を牽制せずに)セカンドに投げるんですよ」と説明し、「監督が(この場面で)ダブルスチールを仕掛けるのはスクイズをさせるくらいめちゃくちゃ勇気がいるんですよ。アウトになったらワンアウト二塁となってチャンスがつぶれてしまう。それを早いイニングでできるのは今のところ新庄監督くらい。BIG BOSSだからできた点の取り方」と、大胆な采配を称賛した。
試合には敗れたものの、「こういう思い切りの良さをどんどんやってほしい」と今後の采配への期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』