ニュース 2022.04.27. 10:25

ロッテ、延長戦でまたも勝てず…課題は“先頭打者”

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選手交代を告げるロッテ・井口資仁監督(C)Kyodo News
● ロッテ 2 - 3 楽天 ○
<3回戦・ ZOZOマリン>

延長戦で勝てず


 またしても延長戦で勝てなかった。

 ロッテは試合前まで延長戦の成績が1勝4敗。26日の楽天戦は、1-2の8回にマーティンの適時打で同点に追いつき、2-2の9回に一死一、二塁とサヨナラの好機を作るも和田康士朗、山口航輝が連続三振に倒れ、試合は9回で決着がつかず延長戦へ。

 この日は守護神・益田直也がベンチ外ということもあり、リリーフ陣が手薄な中で、先発・小島和哉が7回を134球・2失点の熱投を見せれば、リリーフ陣も8回・廣畑敦也、9回・西野勇士が危なげない投球で無失点に抑えて、10回は5試合連続無失点中の東條大樹がマウンドへ。

 東條は先頭の小深田大翔に四球を与えてしまう。小深田に二塁盗塁を決められたが、なんとか二死までこぎつけ、二死二塁で迎えたマルモレホスに対しても、1ボール2ストライクと追い込んだ。しかし、粘りきれなかった。東條がマルモレホスに投じた5球目のストレートをライト前に運ばれ、二塁走者・小深田の生還を許し、勝ち越された。

 その裏、ロッテは1番・髙部瑛斗からはじまる好打順も楽天の守護神・松井裕樹の前に三者凡退に抑えられ試合終了。延長戦で勝てず、これで延長戦の成績は1勝5敗となった。

▼ ロッテの延長戦成績
3月27日vs楽天(●5-6x)
3月29日vsソフトバンク(●1-2)
4月1日vs西武(○2x-1)
4月17日vs日本ハム(●0-1)
4月23日vsオリックス(●2-3x)
4月26日vs楽天(●2-3)


課題は先頭打者


 延長戦の失点を見ると、課題は“先頭打者”だ。延長戦の末敗れた5試合中4試合が先頭打者の出塁を許している。

 3月29日のソフトバンク戦は1-1の10回からマウンドにあがった西野が先頭の中村晃にレフト前に安打を打たれると、今宮健太の三野選で勝ち越された。4月17日の日本ハム戦は0-0の10回に先頭の万波中正に被弾。23日のオリックス戦は10回に益田が福田周平に二塁打、11回は小沼が来田涼斗に安打と、ともに先頭打者の出塁を許して失点した。ちなみに、サヨナラ勝ちした4月1日の西武戦も10回に登板したゲレーロが、無失点に抑えるも、先頭打者の源田壮亮に四球を与えている。

 先頭打者を抑えたら、そのイニングを無失点に抑えられるという保証はどこにもないが、先頭打者の出塁を許すことで、盗塁、犠打など相手チームの攻撃の選択肢を増やしてしまっていることは間違いない。26日の楽天戦も、先頭の小深田に四球と盗塁で得点圏に進められた。

 2年連続Aクラス入りを果たした大きな要因がリリーフ陣ではあるが、20年はジャクソンが退団した7月、21年もハーマンを含めた勝利の方程式がなかなか確立できなかった3・4月と不安定な時期があった。ここ2年は、20年でいえば8月に昇格した唐川侑己、9月にトレードで加入した澤村拓一(現レッドソックス)、21年は6月にトレードで入団した国吉佑樹、ビハインドゲームから徐々に序列を上げてきた佐々木千隼と、リリーフ陣を支える存在が生まれ、安定感に繋げてきた。

 開幕から昨季の勝利の方程式を務めた国吉、佐々木、唐川が不在で台所事情は苦しい。そこへきて、26日の楽天戦では守護神の益田がベンチ外だった。チームはピンチだが、選手にとってみれば、7回、8回の勝利の方程式のポジションを掴み取るチャンスでもある。

 リリーフ陣だけでなく、打線も若手選手が出場していることが多く、決めるところで送りバントを決めきれず、少ないチャンスを得点に結びつけることができていない。今季、逆転勝ちが0というところが打線の苦しさを物語っている。今は、投打ともに我慢の時期。いかに大きな連敗せずに、勝率5割前後の戦いができるか。必ずチームに良い波が来るときがある。連勝したときに貯金生活に突入するためにも、とにかく大きな連敗だけは避けたい。

文=岩下雄太
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