110球の粘投も一発に泣く
中日の高卒2年目右腕・髙橋宏斗投手は29日、中8日で今季4度目の先発登板も5回1失点で2敗目(2勝)を喫した。
初回は三者凡退の上々の立ち上がりを見せ、2回以降も広島のエース右腕・大瀬良大地と投手戦を演じたが、5回二死無走者で1番・堂林翔太に2号ソロを被弾。中京大中京高OBで11学年上の“大先輩”に、カウント3-1からストライクをとりにいった151キロのストレートを左中間席中段に運ばれた。
この日は5回までに110球を投じ、4安打1失点、3四球8三振で降板、今季2敗目となった。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した松中信彦さんは「フォークボールがいいですね」と語り、「特に左バッターは良い打者でもなかなか当てることは難しいのではないかと思います」と打者目線でのストロングポイントを評価。
「真っすぐの力もありますし、ほんとうにこれからが楽しみな投手だなと思います」と称賛した。
同じく解説を務めた平松政次さんも「自信をもってフォークを投げている。今日はここというボールが決まらず5回で100球投げて苦しかったけど、それでも1点しか取られていないですからね。まだ、(プロ)2年生で二十歳になっていないですから」と、19歳の右腕に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』