◆甲斐がベンチに合図「間を入れたけど…」
ソフトバンクは楽天との首位攻防戦で9回4点差を追いつかれ、延長11回サヨナラ負け。千賀滉大から又吉克樹と盤石のリレーで逃げ切りを図ったが、クローザーのリバン・モイネロが味方の失策絡みで一挙4失点と崩れた。
6-2の4点リードで迎えた9回、モイネロは一死から鈴木大地に四球で出塁を許し、続く代打・岩見政暉を4-6-3の併殺に打ち取ったかと思われたが、二塁手・川瀬晃が二塁ベースへ入った遊撃手・今宮健太へ悪送球。一・三塁とピンチが拡大してしまう。
球場が反撃ムードに沸くなか、モイネロは8番・辰己涼介を空振り三振に抑え二死までこぎつけたが、続く代打・銀次への2球目がワイルドピッチとなり3点差。さらに四球で二死一・二塁と繋がれ、1番・西川遥輝にカウント1-1から甘く入った3球目のストレートを右翼席に放り込まれた。
モイネロは1回35球を投げ3四球、2三振、4失点(自責0)。許した安打は1本だけだったが、これが痛恨の同点3ランとなってしまった。
4月30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の齊藤明雄さんは、「今日は自分のボールがコントロールできないからイライラしながら投げているような感じに見えた」と、精彩を欠いた左腕の姿を振り返り、「ホームランを打たれる前に甲斐が『マウンドにきてくれ』とベンチへ合図を送って、一度間をいれたんですけど、全然落ち着かずにそのまま投げてしまった」と、気持ちの切り替えができないまま一振りで仕留められたとの見方を示した。
また、同じく番組に出演した大矢明彦さんは「4点差あると気持ちが整わないうちにマウンドに出てくるケースが出てきちゃうと思う。その辺が難しかったのかなという気もしますね」と、味方打線が9回表に1点を追加し、セーブシチュエーションじゃなかったことによる影響についても言及。今後も“抑え投手”として「使い所をしっかり決めて投げさせるということが必要」と話した。