守乱と投壊で大敗
巨人は今季ワーストの12失点で広島に大敗し、4連敗を喫した。
巨人は初回、一死二塁でショートの廣岡大志が遊ゴロをファンブル。先発・赤星優志は一死一・三塁から、広島の4番・マクブルームを三振に抑えて二死までこぎつけるも、坂倉将吾と中村健人に連続適時打を浴びて2失点。さらに、二死二・三塁から、小園海斗に四球を与えて満塁にされると矢野雅哉に2点タイムリー、続く相手の先発投手の床田寛樹にもタイムリー2塁打を許して初回に6失点を喫した。
2回は一死三塁からマクブルームにタイムリー打たれて7失点目を喫すると、坂倉のピッチャーゴロを赤星が無人の一塁へ悪送球。二死二・三塁から小園に2点タイムリーを浴びて悪夢の9失点となった。
巨人は4回にもサードの岡本和真がファンブル、2死満塁でこの回から廣岡と交代でショートに入った増田大輝が二塁へ悪送球でさらに2点を献上。4回までに4失策を記録し、先発の赤星は4回途中11安打12失点(自責点3)で降板となった。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大久保博元さんは「このエラーはピッチャーもやっていけない」とコメントし、「練習何やってるのと言いたくなるような…もっと準備をちゃんとしなさいと。あんなにエラーが出るということはコーチも責任がありますよ。一回チームでコーチ以下選手で気を引き締めたほうがいいですね」と苦言を呈した。
解説を務めた五十嵐亮太さんは「巨人は本来、エラーの少ない守れるチームなんですけど、今日はショートで2つエラーですよね。だから、坂本が出ると出ないでここまで差があるのはちょっと巨人としては苦しいですよね」と、右膝の怪我で離脱した坂本の不在が大きく響いたとの見解を語った。
巨人は昨季、143試合で45失策と12球団で最小の失策数だったが、今シーズンは33試合でリーグワーストの23失策と守備の課題が浮き彫りになった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』