2022.05.04 14:00 | ||||
広島東洋カープ | 3 | 終了 | 6 | 読売ジャイアンツ |
マツダスタジアム |
岡本和真に痛恨の同点3ラン許す
広島の九里亜蓮は4日、本拠地での巨人戦に先発するも6回途中3失点で降板。自身に勝敗はつかなかったが、チームは終盤の攻防で競り負け、カード勝ち越しは第3戦に持ち越しとなった。
九里は3回、4回、5回と味方外野手の好返球に助けられ、なんとか5回まで無失点で堪えたが、味方打線が3点を先制した直後の6回、先頭の2番・香月一也に中安打で出塁を許すと、続くポランコにこの試合5個目となる四球を与え、無死一・二塁で4番・岡本和真と対峙。ここでもボール3と打者有利のカウントを作ってしまい、ストライクをとりにいった4球目のチェンジアップを左中間席に放り込まれた。
先制直後にあっという間にリードを吐き出してしまった九里は、5回1/3・97球を投げ6安打3失点、5四球3三振で勝敗つかず。7回に登板した3番手・塹江敦哉が決勝点を献上し、今季初黒星(2勝1敗)を喫した。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の斎藤雅樹さんは、3点のリードを奪った直後に失点した九里の投球について、「一番抑えなきゃいけないところ」と痛恨の同点被弾を指摘。
また、その投球内容についても、「今日は変化球が多かったんですけど、それがボール、ボールになるケースがあった。(本塁打を打たれた打席では)岡本に全球変化球。ちょっと強気な九里が消えていたかなと思います」と、投球の組み立てにも状態の悪さが現れていたとの見解を示した。
また、被弾以上に「走者を溜めちゃいけないバッターの前に溜めているわけですから、そこは九里の一番いけなかった部分じゃないでしょうか」とコメント。セ・リーグ2冠打者の前で3番・ポランコを歩かせてしまったことが、リード消失の要因の一つとなってしまった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』