中日・大野雄大 (C) Kyodo News

◆ 両先発が意地の投げ合い、0-0のまま延長戦へ

 中日の大野雄大投手(33)が6日、本拠地・バンテリンドームでの阪神戦に先発登板。9回まで走者を一人も許さない完全投球を披露したが、試合は両軍無得点のまま延長戦に入った。

 8回3失点で3敗目を喫した4月28日の阪神戦(甲子園)から中7日でリベンジマッチを迎えた左腕。序盤から小気味よく投げ込み一人の走者も許さない快投が続いた。阪神先発・青柳も7回まで1安打投球。両先発の息詰まる投手戦が続いた。

 大野雄は8回、先頭の4番・大山に左翼への大飛球を許すも、フェンスオーバーとはならず左飛。二死後、6番・山本には粘られ8球目の直球を逆方向へ弾き返されたが、痛烈なライナーは一塁手・ビシエドの正面だった。9回も3者凡退でゼロを並べたが、打線は9回裏も得点を奪えず。先発投手が9回を完璧に抑えながら延長戦に入るのは、2005年8月27日の西武-楽天戦の西口(西武)以来となった。

 青柳は8回、2本目の安打を許しピンチを招いたが、最後は二死一、三塁で9番・大野雄を中飛。9回もゼロ並べ、両投手の投げ合いは延長戦に突入した。

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