中日・大野雄大 (C) Kyodo News

○ 中日 1x - 0 阪神 ●
<6回戦・バンテリンドーム>

 中日は先発の大野雄大投手(33)が9回まで完全投球を続けたが、両軍無得点のまま試合は延長戦へ。大野雄は10回二死から初被安打を許し完全試合達成とはならなかったが、その裏に石川昂弥内野手(20)がサヨナラ打を放ち、左腕は10回1安打無失点の完封勝利で今季2勝目(3敗)を挙げた。

 序盤から小気味よく投げ込み一人の走者も許さない快投。阪神先発・青柳も7回まで1安打投球を続け、両先発の息詰まる投手戦は終盤まで続いた。

 大野雄は8回、先頭の4番・大山に左翼への大飛球を許すも、フェンスオーバーとはならず左飛。二死後、6番・山本には粘られ8球目の直球を逆方向へ弾き返されたが、痛烈なライナーは一塁手・ビシエドの正面だった。9回も3者凡退でゼロを並べたが、打線は9回裏も得点を奪えず。先発投手が9回を完璧に抑えながら延長戦に入るのは、2005年8月27日の西武-楽天戦の西口(西武)以来となった。

 すると続投した延長10回、二死から3番・佐藤輝に右中間突破の二塁打を浴びた。それでも、続く大山を二飛に退け10回無失点。するとその裏、中日は一死満塁で8番・石川昂がサヨナラ打を中前へ運び、大野雄は満面の笑みで歓喜の輪に加わった。

 石川昂とともにお立ち台に上がった大野雄は、「昂弥が絶対打ってくれると信じていた。青柳投手が凄いピッチングをしていたので1点勝負のゲームだと思っていた。走者を出していないことも気づいていたし、とりあえず先頭(打者)を切って頑張ろうと思っていた。みんな良く守ってくれたと思いますし、ありがたかったです」と話した。

 9回を投げ終えたあと立浪監督から続投するか否かの打診があったことを明かし、「監督に『代わるか?』と言われちょっと悩んだが、柳だったら絶対『投げる』って言うやろなと思ったんで、僕も『投げます』と言いました」と、笑顔で10回1安打完封勝利の舞台裏を振り返った。

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ベースボールキング編集部

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