2022.05.08 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 4 | 東京ヤクルトスワローズ |
東京ドーム |
阿波野氏はフォームにも言及
巨人は逆転負けで4連敗。ヤクルトとの首位攻防戦で3連敗を喫し、広島にもかわされて3位に転落した。
9回1点リードで抑えのドラフト1位ルーキー・大勢をマウンドに送り出したものの、一死から代打・中村悠平に156キロのストレートを左翼線二塁打とされ、続く1番・塩見泰隆は三遊間への内野安打。逆転の走者も背負った一死一・二塁の場面で山崎晃大朗に初球の155キロをとらえられ、これが決勝の左越え2点適時二塁打となった。
さらに山田哲人に内野安打、村上宗隆に四球とピンチが続いたが、オスナと濱田太貴に対してはフォークとスライダーも交えて2者連続の3球三振。この試合は直球を狙い打たれ1回4安打1四球2失点の内容だった。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の平松政次さんは、大勢の最大の武器であるストレートを攻略したヤクルト打線を称えつつ、直球一辺倒だった巨人バッテリーの組み立てにも言及し、「今日は打たれましたけど、今後は変化球を使えばまだ安定してくるということで、ものすごくいい勉強になったと思います。これでまた幅の広い投球もできるから、そういう意味では次回につながると思います」とコメント。
また、同じく番組に出演した阿波野秀幸さんは、「プロである以上自分より力がある人はたくさんいるわけですから。抑えを任されている以上、まずは自分のピッチングをするということなんですけど、ストレートにめっぽう強い人とか、フォークを見極められる人とか色々なタイプがいる。その辺をこれから覚えていけば」と、こちらも徐々に投球の幅を広げる必要性を説いた。
また、阿波野さんは投球フォームについても言及し、「(軸足となる右足を)ヒールアップするでしょう。僕も同じ投げ方するんですけど、ランナーがいるとこれはできない。そうするとストレートの力の伝わり方がちょっと違うんですね。うまく球威が落ちないように工夫をしていくということは大事だと思います」と指摘を続けた。
大勢は8日終了時点で両リーグトップの12セーブをマークしているとはいえ、いまだ大卒1年目の新人投手。痛打された経験も成長の糧となるはずだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』