○ ヤクルト 0 - 1 中日 ●
<6回戦・神宮>
中日が今季5度目の完封勝利でカード先勝。再び貯金を「2」とし、首位・ヤクルトと2ゲーム差に詰め寄った。
前回登板で完封勝利を挙げていたヤクルト先発・小川泰弘の前に、打線は序盤3イニングを無得点と抑え込まれていたが、4回二死無走者の場面でアリエル・マルティネスが初球の外角直球を一閃。今季1号となる先制ソロホームランを右翼席最前列へ放り込んだ。
その後はチャンスを作りながらも援護点を挙げられなかったが、中6日で先発した小笠原慎之介が要所を締め6回4安打無失点と好投。終盤3イニングは祖父江大輔、ジャリエル・ロドリゲス、ライデル・マルティネスの必勝リレーで最少得点差を守りきった。
中日は木下拓哉、平田良介、石川昂弥といった主力選手が新型コロナウイルスの影響で戦線離脱する緊急事態にあるが、この日は「6番・左翼」で10試合ぶりに先発起用されたA.マルティネスが決勝打を含む猛打賞の大当たり。新型コロナ感染で一時離脱していた小笠原も復帰後自身2連勝と結果を残しており、必死に上位集団に食らいついている。