◆ 緩慢な守備が失点につながる
10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演した野球解説者の大久保博元さんと齊藤明雄さんが、巨人・ウォーカーの守備について言及した。
レフトで先発出場したウォーカーは初回、無死満塁でDeNA・牧秀悟の浅いレフトフライでタッチアップされ、本塁へ送球したが間に合わず失点。さらに、ソトの浅いレフトフライも判断が遅れ2点タイムリーとなり3失点に関与。失策には記録されたなかったものの、緩慢な守備が失点につながった。
この守備について大久保さんは「これでホームにいかれるのはなかなかない」と語り、「あの外野フライで還られたら（ピッチャーは）困ってしまう」と苦言を呈した。
斎藤さんも「極端に言ったらランナーがセカンドかサードにいたらレフト方向に打たせるなと。（ピッチャーは）アウトコース攻め（一辺倒）になってしまう」と同調。
「（犠牲フライとなった）あのレフトフライなんかもっと後ろから入ってきてほしいですよね。でないと…そんなに肩は弱いとは思わないんだけど、あれではアウトにできないと思いますね」と同じく苦言を呈した。
ウォーカーは7本塁打と守備の弱点を補って余りある活躍を見せているが、巨人は今季、守備面の課題を抱えているだけに今後の起用法は頭の痛い問題と言えそうだ。
