2022.05.11 18:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 3 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
殊勲打でチームの首位浮上に貢献
広島の小園海斗が11日、甲子園での阪神戦に「6番・遊撃」で先発出場し、同点打を含む4打数3安打1得点の活躍を見せチームの勝利に貢献した。これで広島は4連勝。ヤクルトをかわしてセ・リーグ首位に再浮上した。
初回一死一・二塁のチャンスで迎えた第1打席は、秋山拓巳の投球に対し1球もバットを振ることなく見逃し三振に倒れたが、4回の第2打席に一・二塁間を破る右安打で出塁し、自身の連続安打記録を5試合に更新。
1点ビハインドの6回一死一塁の第3打席では、変則左腕・渡邉雄大の変化球を右中間へ運び、これが同点適時三塁打となった。直後には末包昇大の犠飛で決勝のホームに生還し、第4打席でも右安打を響かせ猛打賞。自身3試合連続のマルチ安打で、1割台に低迷していた打率も37日ぶりに2割台(.204)に乗せた。
11日のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の金村義明さんは、「小園がようやく上がってきましたよね」と、報徳学園高OBでもある“後輩”の活躍に笑顔。
「初回のチャンスで1球も振らずに三振して、あんなのはもう激怒されるのかなと思っていたら、(一塁手の)マルテの横を抜けるエラーみたいな打球も『ヒット』の記録がつきましたから。ようやくここから上がってくるはずです。上がらなきゃ怒ります」と力を込めた。
また、「あまり考えすぎないでファーストストライクからガンガンいけるタイプのバッターですからね。いけるところは全部いけ」と熱烈エール。持ち前の積極果敢なプレーで躍動する姿に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』