好機でことごとく三振
DeNAが巨人との接戦に敗れ、借金は5となった。
相手先発の菅野智之に対し、4回はイニング先頭の牧秀悟がヒットで出塁後、ソトの右中間の当たりをポランコが落球し(記録は二塁打)チャンスを貰う形となるも、後続の大和、柴田竜拓が凡退。8番・嶺井博希は勝負を避けられ、続く9番・大貫がそのまま打席に入り空振り三振で無得点。
6回も先頭の牧が二塁打で出塁したが、ソト、大和が連続三振。二死後に代打の切り札・藤田一也を起用したが空振り三振に倒れた。
12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦さんは「今日、DeNAは10個三振があったんですけど、ここ一番のところでボール球を振っている三振が4つもあるんですよ。たしかに菅野の揺さぶりはすごかったんですけど、ボール球を振るということは相手を助けてしまいますし、バッターがカウント球を絞るとかしていかないと」と指摘。
「振ってる三振に見えるけど、僕らからすればこれはピッチャーに振らされてしまっているんですよね。そこが一番残念なところです」と好機でことごとく三振を喫したDeNA打線に苦言を呈した。
MCを務めた高木豊さんは「(4回無死二・三塁の場面)大和の打席で何か策はなかったかなと。この時(巨人の)内野は後ろなんですよ。大和が機転をきかせてプッシュバントをしても監督は怒らないですよ」と言及。
大矢氏も「三振しなければ1点入るというバッターにとっては楽な場面だったんですが、ボール球を振ってしまうんですよね。ノーアウト二・三塁は1点取ってワンアウト三塁でもう1点取れるようにチャンスを拡げてくれるのが一番いいんですよ。特に(何でもできる)大和なら余計にね…どんな舞台回しするのか期待もありましたので…」と好機で淡白な打席が目立ったオールラウンダーへの懸念を語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』