横田本部長「やってくれるんじゃないか」
オリックスは13日、新外国人選手のジョー・マッカーシー選手(28)の入団会見を実施。背番号は「14」と発表された。
マッカーシーは2015年ドラフト5順目(全体148位)でメジャーリーグのレイズに入団した左投げ左打ちの外野手兼一塁手。2019年からはジャイアンツ、今季はレンジャーズに所属し、メジャーでは通算わずか4試合の出場だったが、傘下のマイナーリーグでは通算660試合に出場し打率.269、通算45本塁打、246打点、OPS.805をマーク。昨季は3Aで75試合に出場し15本塁打、打率.305、OPS.926の好成績を記録した。
12日終了時点で12球団ワーストのチーム打率.206に沈む貧打解消へ、シーズン途中に加入した新助っ人には期待が集まる。
「新しい挑戦にワクワクしている」というマッカーシーは、自身のプレースタイルについて「自分は粘り強いバッターだと思うのと、守備の方でも貢献出来るんじゃないかと思っている。レフト、ライト、ファーストは自信がある」と話した。
来日前も施設で調整を続けていたようで、「体の状態自体は問題ない。いい状態を保てていると思う」とコンディションは上々。「もう少しスイングが強くなってくれば大丈夫」と話し、今後はファームでの調整を経て、一軍合流の時期を模索するという。
日本球界でのプレーは初挑戦だが、「自信があるかないかと言われたらイエス!これぐらいのレベルになると自信がないとできない」と前向きなコメントも。「とにかくチームに貢献するのが目標です」と個人的な数字の目標は明言せず、フォア・ザ・チームの姿勢を示した。
会見に同席した横田昭作球団本部長兼国際渉外部長は、マッカーシーについて「ずっと3番目の野手ということで、調査をしていた。この春のキャンプですごく調子が良くて、メジャーリーグに残るんじゃないかという勢いの成績だった」と、かねてから動向を注視していたことを明かし、「勝ちに貢献できるバッティングが自分の持ち味だということなんで、そういう勝負強さを発揮してもらって、得点力アップに貢献してもらいたいというのが我々の願いです。やってくれるんじゃないかなと期待しております」と話した。
取材・文=どら増田