ニュース 2022.05.15. 09:55

オリ山本由伸「いい時間を過ごせた結果」有意義な抹消期間経て1カ月ぶり勝利

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オリックス 山本由伸[写真=北野正樹]
2022.05.14 14:00
オリックス・バファローズ 1 終了 0 千葉ロッテマリーンズ
京セラD大阪
○ オリックス 1 - 0 ロッテ ●
<8回戦・京セラドーム大阪>

 オリックスの山本由伸は14日、本拠地でのロッテ戦で8回無失点と好投し、4月9日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、約1カ月ぶりとなる白星をあげ、ハーラーダービートップタイの4勝目をマークした。

 今シーズンは昨年から連勝記録を継続していたこともあって、開幕戦から「負けないヨシノブ」を続けていたが、4月19日のソフトバンク戦(京セラD大阪)で連勝記録が「18」でストップすると、今度は勝ち星に見放されてしまう。

 今月3日のソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)では、5回1/3を7失点(自責点6)と自己ワーストの失点を喫し、首脳陣は登録抹消を決断。そのまま一軍に帯同しながら、最短での復帰に向けて調整を続けた結果、中10日でロッテ戦に先発。味方打線がわずか2安打1得点しか援護できない中、エースらしい粘り強いピッチングを披露し、チームを勝利に導いた。

 試合後、山本は「しっかり練習をしながら疲労も取りつつ、今日はいい時間を過ごせた結果だと思います。前回、打たれたのもあったので、長く感じた部分もありました。全体的に良くなかったのがしっかり修正できて、今日は納得するボールも何球かあったので、ここからどんどん調子をあげていけたらと思います」と調整期間を振り返った。

 前日には「リフレッシュするほどではない」と話していたが、首脳陣の決断をしっかりと受け入れた上で、長いシーズンを過ごすために有意義な時間を過ごせたようだ。

 この日のピッチングは「良いところもあれば、ちょっと今ひとつなところもある感じ」だったという。8回には一死一・三塁のピンチを招き、13日の試合でスクイズを決めていた佐藤都志也を打席に迎えた。「スクイズはもしかしたらあるかなと思ってたんですけど、とにかく冷静に、とにかく低めを狙って投げました。とにかく低めだったら、何かいい結果になるとは思っていたので。まさかゲッツー取れるとは思わなかったので、ホントに助けられました」と胸の内を明かし、注文通りの併殺を完成させた守備陣への感謝も口にした。

 山本が描くエース像のひとつは、ピンチの時、表情に出さないこと。今回はそれを見事に実践していた。


 新型コロナウイルスの感染により、チームでは離脱者が続出しているが、山本は「抜けた穴はみんなでカバーしないといけないと思うので。こういった苦しい状況の中でも1勝でもしっかり勝って。また正尚さん、安達さんとかが戻ってきたときに、チームが絶対良い方向にいくと思うので、今いるメンバーで、この状況を粘っていい結果につなげたいですね」とチームの思いを代弁した。

 各選手が高みを目指しながらパフォーマンスレベルを上げ、離脱組が復帰した時に負担が軽減されれば、チームは自然と上位にいるはず。昨年は山本がチームを引っ張るピッチングをすることで、打線にも「つなぐ意識」が芽生え、リーグ優勝を果たしている。

 今年の山本の目標は、オリックスで日本一になること。それを達成するために、チームを信じてエースのピッチングを続けていく。


取材・文=どら増田
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