● ダイヤモンドバックス 2 - 3 カブス ○
<現地時間5月15日 チェイス・フィールド>
カブスの鈴木誠也選手(27)は15日(日本時間16日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「4番・右翼」で先発出場。初回の第1打席でセンターオーバーの二塁打を放った。
現地9日の試合で右足首を痛めて以降、スタメンから外れての途中出場や欠場もあった鈴木。前日の試合でスタメン復帰を果たし、フル出場で4打数1安打。復活を印象付けてこの日の試合を迎えた。
見せ場はいきなりやってくる。ラファエル・オルテガの先頭打者アーチで1点を先制し、二死走者なしで迎えた第1打席。2ボール・2ストライクからフンベルト・カステラノスが投じた122キロのカーブにうまくタイミングを合わせると、見事に捉えた打球はセンターの頭上を超えてフェンスの手前でワンバウンド。立ったまま悠々と二塁に到達する二塁打で2試合連続の安打をマークした。
また、1回裏の守備では二死三塁のピンチでクリスチャン・ウォーカーの流し打ちがライト前へ。落ちれば同点というところ、鈴木は向かってくるライナーを地面スレスレでスライディングキャッチ。足の不安を感じさせないスーパープレーで失点を阻止した。
直後にパトリック・ウィズダムの一発で1点を加えたカブスは、4回に同点に追いつかれてしまうものの、9回にウィズダムの二塁打で作ったチャンスにフランク・シュウィンデルが勝ち越し適時打。
この1点を守り、3-2で勝利。敵地でのダイヤモンドバックス3連戦を2勝1敗で勝ち越した。
鈴木は二塁打の後は三振、四球、三振で3打数1安打。今季の打率は.257となっている。
前日に復帰安打を放ち、この日は復帰後初の長打。守備でも好プレーが飛び出し、右足首に不安はなし。ここからの躍動に大きな期待がかかる。