マーティンは2戦連発
ロッテは19日の楽天戦でこのカードのスイープを目指すも、中継ぎが打ち込まれて2-7で敗戦。
2-1とリードから7回に一挙6失点でひっくり返される悔しい幕切れにはなったが、明るい材料といえばブランドン・レアードとレオネス・マーティンの両助っ人が揃い踏みで本塁打を放ったことだろう。
今や打線に欠かせない存在の2人だが、今季は開幕からなかなか調子が上がらず……。レアードは打率.212、マーティンは打率.157と打撃成績の下位の方に沈んでいる。
それでもこの日はまずレアードが2回にレフトスタンドへ一発。岸孝之の速球を思い切り引っ張ってテラス席に叩き込むと、4回にはマーティンが甘く入った変化球を弾丸ライナーでライトスタンドへ。今季初のアベックアーチを記録した。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、この2人の活躍が話題に。齊藤明雄氏はマーティンについて「本来の姿に戻りつつある」と期待を寄せる。
18日の試合では、延長10回に試合を決める値千金のサヨナラ弾を放ったマーティン。その好影響についても触れながら「気分がノッていますよね」とし、「ファウルの打球も飛距離が出ていて打球が上がりはじめた」と復調の気配を感じ取っている。
また、「今まではファウルにしたり、空振りしていたところをミスショットしなくなった」とも語り、今後の爆発に期待を寄せた。
大矢明彦氏は前夜のサヨナラのシーンを振り返りながら「あんまり冷たい水はかけない方が良いよ」と心配したが、この日も元気に出場しての一発に安心したようす。「2人が活躍していると、相手チームからしたら怖さが全然違う」と、両助っ人の破壊力を改めて強調する。
さらに「この2人が長打、特に本塁打を打ってくれると、相手の投手が怖がるので周りの選手も働きだす」と続け、打線全体へ与える好影響にも言及。チーム打率.211と総得点122はともにリーグ5位と貧打にあえぐロッテだが、レアードとマーティンが起爆剤となるか。マリンガン打線の復活に期待が膨らむ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』