一軍で初登板した中日・根尾昂

○ 広島 10 - 1 中日 ●
<10回戦・マツダスタジアム>

 中日の根尾昂選手(22)が21日、敵地での広島戦にリリーフ登板。1回1安打無失点で上々の“投手デビュー”を飾った。

 9点ビハインドで試合の大勢が決した8回裏、マツダスタジアムに「投手・根尾」がコールされ場内は騒然。8日の二軍戦でリリーフ登板した際とは異なり、この日は「Neo 7」と刺繍が施された赤い投手用グラブを手に、背番号7がマウンドへ上がった。

 イニング先頭の5番・坂倉将吾に対して投じた注目の初球は、外角高めのボールゾーンへこの日最速150キロのストレート。坂倉には2球目の147キロを右前へ運ばれ、いきなり走者を背負っての投球となった。

 続く6番・小園海斗には全球ストレート勝負。カウント2-1から4球目の真ん中直球をとらえられたが、この打球は右翼手の守備範囲におさまり右飛。2018年ドラ1入団の同級生から、記念すべき初アウトを奪った。

 続く磯村嘉孝に対しては初球にスライダーを投じ、2球目のストレートで中飛。二死一塁で迎えた中村健人には外角低めのスライダーでハーフスイング(※判定ボール)を誘う場面も見られ、最後はフルカウントから外角低めに146キロのストレートを投げ込みニゴロで打ち取った。

 1イニング打者4人に対して投じた15球のうち、13球がストレートで、その平均球速は147.6キロ。二刀流で甲子園を沸かせた大阪桐蔭高時代さながらの投球で、上々のプロ初登板となった。

 なお、8回から途中出場となった根尾は「4番・投手」に入り、9回表の先頭打者として打席へ。“本職”の打者としては長身右腕・ケムナ誠の変化球攻めの前に一ゴロに倒れ、今季の打率を「.188」としている。

この記事を書いたのは

藤田皓己

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