2022.05.22 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 5 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
今季最多の貯金9、好リリーフの木澤尚文が2勝目
ヤクルトは22日、敵地で行われたDeNA戦に5-3で勝利。
交流戦前最後の試合を白星で飾り、2連勝でカード勝ち越し。今季の成績は44試合で26勝17敗1分となり、リーグ首位の座をがっちりキープした。
打線は前日の9安打・9得点の勢いそのままに活発。2番・山崎晃大朗の適時三塁打などで2点を先制すると、裏に1点を返されるも、直後の2回には塩見泰隆がセンターへ適時打。リードを保っていく。
5回には二死ながら二塁のチャンスで、村上宗隆がライトへ適時二塁打。「2アウトだったのでなんとか一本という気持ちで甘い球を待っていました。仕留めることができました」と、4番のはたらきで貴重な追加点をゲット。
4-2で迎えた6回には一死二・三塁から代打の川端慎吾がライトへの犠飛。効果的に得点を重ねた。
先発した吉田大喜は毎回走者を背負う展開となり、被安打8に四球も2つで2失点。3点リードの5回も勝利投手を目指してマウンドに登ったが、一死一・二塁から牧秀悟に適時打を浴びて降板となった。
今季2度目の先発も初勝利はならず。「野手の方が先制してくれたのに、リズムよく投げられず、先発の役目を果たせず悔しいです」と反省を述べたが、その後はリリーフ陣が安定した投球を見せる。
5回のピンチから登板した木澤尚文が気迫の投球で後続を断ち、見事な火消しを見せると、6回はA.J.コールが無失点投球。7回は清水昇が1点を失うも最少失点でつなぎ、8回は今野龍太、そして最後は守護神のスコット・マクガフが3人で締めた。
好リリーフの木澤は「僕が抑えるかどうかで試合の流れが大きく変わる場面だな、と思いながらマウンドに上がった。結果としてゼロで次につなぐことができ良かったです」とコメント。今季2勝目、嬉しいプロ2勝目を手にしている。
24日からは交流戦がスタート。チームを率いる高津臣吾監督は「油断することなく、気持ちを引き締めてグラウンドに立ちたい」と意気込みを述べる。
「選手たちは本当によく頑張っている」と、ここまでの戦いぶりを評価する指揮官。このままリーグ首位を守って行くためにも、交流戦でさらに勢いを加速させたいところだ。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)