グラウンドに救急車…20分以上試合中断
オリックスの元謙太選手(20)と来田涼斗選手(19)が26日、タマホームスタジアム筑後で行われていたソフトバンク戦で交錯し負傷交代した。
0-1のビハインドで迎えた4回裏、一死一・二塁の場面で海野隆司が右中間方向へクリーンヒットを放つと、この打球を追いかけていた中堅手の元と、右翼手の来田が激しく交錯。ボールが転々とする間も両選手は身動きがとれず、記録はランニングホームランとなった。
オリックスの選手に続き、両球団のスタッフも負傷した2名に駆け寄り、来田はアクシデント発生から約5分後に担架で退場。対する元はうつ伏せの状態から体勢を変えることができず、グラウンド上で救急車の到着を待つ格好に。激突から約25分後に救急隊員によってストレッチャーに乗せられ搬送された。
元は中京高から2020年ドラフト2位でプロ入りした外野手で、ここまで一軍出場の経験はなく、二軍公式戦では44試合の出場で打率.187、2本塁打、2盗塁の成績。
元と同期入団の来田は明石商高から同年ドラフト3位で入団し、1年目の昨季から一軍戦23試合に出場。5月13日付で一軍登録を抹消され、二軍公式戦では38試合の出場で打率.275、1本塁打、3盗塁をマークしている。