ニュース 2022.05.27. 06:59

またもガンケルを見殺し…1点に泣いた阪神、解説陣が注目した4番の打席「投手としては助かる」

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阪神・佐藤輝明 (C) Kyodo News

「振られる方が怖い」


 阪神は本拠地で迎えた交流戦最初のカードで負け越し。

 26日の試合は先発のジョー・ガンケルが7回無失点の好投を見せながら、相手先発・岸孝之の前に打線が沈黙。9回に岩崎優が1点を失い、そのまま0-1で敗れた。




 とにかく本塁が遠かったこの日の阪神。最大のチャンスは7回裏、先頭の大山悠輔がフェンス直撃の二塁打を放って無死二塁となった場面だろう。

 相手先発の岸も球数が100球を超えてきた中、主砲の佐藤輝明が左飛、糸井嘉男も捕邪飛で走者を進められぬまま二死に。

 最後も糸原健斗が遊ゴロに倒れ、得点機を逸してしまった。



 この場面について、26日放送の『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は佐藤輝の打席に注目。「走者を還しに行くべきか、引っ張って最低でも走者を三塁に進めるべきか…?」解説者に見解を求めた。

 江本孟紀氏はまず「この場面で外のボールをちょんと打っていくのは…」と“どちらともとれない”打撃に言及。フルカウントと追い込まれていたとはいえ、「佐藤は自分の球を思い切り振って行かないと。あれをやってくれたら投手としたら助かるんですよ。振られる方が怖い」とし、4番らしく走者を還すために、持ち前の豪快な打撃に徹するべきと語った。

 一方の田尾氏も「走者を還しに行く打撃で良いと思う」と4番の仕事をすべきとしたうえで、「フルカウントで追い込まれていた状況だったので、当てることを重視したのかなと」と、打者心理から三振を嫌がる心理にも理解を示す。

 「当てに行く形になってしまったのが…」と、らしくない打撃に悔しさをにじませたのは高木豊氏。三振を恐れず、チャンスの時こそ攻めの姿勢をと強調した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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