「野球への情熱をご遺志としてしっかりと受け止めたい」
日本野球機構(NPB)の前コミッショナー・熊崎勝彦さんの訃報を受け、斉藤惇コミッショナー(82)がNPB公式サイトを通じて追悼コメントを寄せた。
「突然の訃報に接し、深い哀悼の念を感じております。2005年からコミッショナー顧問として、スポーツ界では前例のなかったNPB暴排活動の取り組みにご尽力いただきました。2014年から三年間のコミッショナー在任期間中には、選手の野球賭博関与など幾多の事案について、法曹界でのご経験を存分に発揮して解決にあたっていただきました。また、日本野球協議会の設立などプロとアマ一体となった野球界の発展も常に考えておられました。その変わらぬ野球への情熱をご遺志としてしっかりと受け止めたいと思います。ご冥福をお祈りいたします」
熊崎さん(享年80)は元検察官の法曹界出身で、2014年から第13代NPBコミッショナーに就任。17年までの在任期間に、現役選手による野球賭博問題の対応、野球のオリンピック種目復活などに尽力した。