○ オリックス 8 - 0 中日 ●
<3回戦・京セラD大阪>
投打が噛み合ったオリックスが8得点で快勝。連敗を「2」で止めた。
先発した宮城大弥は7回を107球、被安打は5、無四球で5奪三振の無失点と最近の中ではベストピッチと言える好投を披露。走者を出しても、冷静な投球が目立った。
相手は難敵・柳裕也だったが、この日は自らの暴投などで崩れて2回1/3を5失点。早々とマウンドから引きずり降ろすと、5回には中日3番手・田島慎二から杉本裕太郎が二塁打でチャンスを作り、この日一軍に昇格したT-岡田が右翼線を破る適時二塁打。貴重な追加点を挙げる。
さらに7回には4番手・谷元圭介から杉本が本拠地初アーチとなる3号ソロ。T-岡田も今季1号で続き、2者連発で8-0とリードを拡げた。
宮城の後は8回を黒木優太、9回はK-鈴木が3人ずつで締めて無失点リレー。快勝したオリックスは連敗を止め、宮城が今季4勝目(2敗)。T-岡田は3打数2安打、1本塁打で3打点の大暴れを見せた。
杉本は「試合前にTさんの香水を勝手に使ったので、思ったより飛びました。ありがとうございます。もうどこにも行かないでほしいです」と先輩に感謝しきり。
T-岡田は「次はラオウの実力で打ってほしい」とエールを送りつつ、自身の打撃については「きのうの夜から緊張していて、練習でも緊張して、良い緊張感を持てた。ラオウが打ったので、自分もなんとか後ろに繋ごうと思った」とコメント。
つづけて「きょうは出来すぎなので、できることをしっかりやっていく」と語り、ケガによる遅れを取り戻すべく、今後に向けて気を引き締めた。
チームを率いる中嶋聡監督も「何を理想と思えばいいのか分からないですけど、“線”としてちょっと見えたのかなと思います」と、まずは打線について言及。
3連勝となった宮城には「前回も力みとまでは言わないが、力が入っている部分があった。きょうは力が抜けて、いつもみたいに淡々としたフォームに見えた。まだまだ高いものを求めれば、逆球がちょっと多かったかなとは思いますけど、それでも操っているなと思う」と、徐々に状態が良くなっているとの見解を示した。
そして、昇格即3打点の大活躍を見せたT-岡田については「さすがですよね。存在感があります」。なかでも3回・無死満塁からの犠飛に「打点を挙げてくれるのは大きい。ああいうところで犠牲フライをしっかり打って、しかもあっち(ライト)に打ってくれたらランナーがサードにも行ける」と状況に応じた打撃を称えた。
また、本塁打を放った際にベンチで大きなガッツポーズが見られたことを聞かれると、「待っていたというか、メンバーが帰ってきて即ああいう形でやってくれたら、ちょっと勇気が湧きますよね。きょう帰ってきてすぐに打ったというのは大きい」と喜びを語りながら、「まあファームで調子悪かったからね(笑)」と笑いをとるのを忘れなかったのも、指揮官ならではの愛情だろう。
連敗を止めたチームは、31日から横浜スタジアムでDeNAとの3連戦に挑む。
3位・西武とのゲーム差は「2」。これ以上離されないためにも、横浜・広島でのロード6連戦を勝ち越して終えて、6月7日からの本拠地6連戦に向かいたいところだ。
取材・文=どら増田
<3回戦・京セラD大阪>
投打が噛み合ったオリックスが8得点で快勝。連敗を「2」で止めた。
先発した宮城大弥は7回を107球、被安打は5、無四球で5奪三振の無失点と最近の中ではベストピッチと言える好投を披露。走者を出しても、冷静な投球が目立った。
相手は難敵・柳裕也だったが、この日は自らの暴投などで崩れて2回1/3を5失点。早々とマウンドから引きずり降ろすと、5回には中日3番手・田島慎二から杉本裕太郎が二塁打でチャンスを作り、この日一軍に昇格したT-岡田が右翼線を破る適時二塁打。貴重な追加点を挙げる。
さらに7回には4番手・谷元圭介から杉本が本拠地初アーチとなる3号ソロ。T-岡田も今季1号で続き、2者連発で8-0とリードを拡げた。
宮城の後は8回を黒木優太、9回はK-鈴木が3人ずつで締めて無失点リレー。快勝したオリックスは連敗を止め、宮城が今季4勝目(2敗)。T-岡田は3打数2安打、1本塁打で3打点の大暴れを見せた。
杉本は「試合前にTさんの香水を勝手に使ったので、思ったより飛びました。ありがとうございます。もうどこにも行かないでほしいです」と先輩に感謝しきり。
T-岡田は「次はラオウの実力で打ってほしい」とエールを送りつつ、自身の打撃については「きのうの夜から緊張していて、練習でも緊張して、良い緊張感を持てた。ラオウが打ったので、自分もなんとか後ろに繋ごうと思った」とコメント。
つづけて「きょうは出来すぎなので、できることをしっかりやっていく」と語り、ケガによる遅れを取り戻すべく、今後に向けて気を引き締めた。
チームを率いる中嶋聡監督も「何を理想と思えばいいのか分からないですけど、“線”としてちょっと見えたのかなと思います」と、まずは打線について言及。
3連勝となった宮城には「前回も力みとまでは言わないが、力が入っている部分があった。きょうは力が抜けて、いつもみたいに淡々としたフォームに見えた。まだまだ高いものを求めれば、逆球がちょっと多かったかなとは思いますけど、それでも操っているなと思う」と、徐々に状態が良くなっているとの見解を示した。
そして、昇格即3打点の大活躍を見せたT-岡田については「さすがですよね。存在感があります」。なかでも3回・無死満塁からの犠飛に「打点を挙げてくれるのは大きい。ああいうところで犠牲フライをしっかり打って、しかもあっち(ライト)に打ってくれたらランナーがサードにも行ける」と状況に応じた打撃を称えた。
また、本塁打を放った際にベンチで大きなガッツポーズが見られたことを聞かれると、「待っていたというか、メンバーが帰ってきて即ああいう形でやってくれたら、ちょっと勇気が湧きますよね。きょう帰ってきてすぐに打ったというのは大きい」と喜びを語りながら、「まあファームで調子悪かったからね(笑)」と笑いをとるのを忘れなかったのも、指揮官ならではの愛情だろう。
連敗を止めたチームは、31日から横浜スタジアムでDeNAとの3連戦に挑む。
3位・西武とのゲーム差は「2」。これ以上離されないためにも、横浜・広島でのロード6連戦を勝ち越して終えて、6月7日からの本拠地6連戦に向かいたいところだ。
取材・文=どら増田