先輩とアベック弾に笑顔
オリックスが本拠地でのカード3連敗を阻止。
29日の試合は投打が噛み合い、8-0で快勝した。
主砲・吉田正尚を欠く中、打線の光明は杉本裕太郎に復調の兆しが見られていること。交流戦最初のカード・東京ドームで行われた巨人戦で3戦8安打の大暴れを見せるなど、ここに来て状態が上向き。交流戦の打率は.478と驚異的な数字になっている。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の平松政次氏も、昨季の本塁打王の躍動ぶりに注目。「最初のヒットはショートの右を抜けた打球がそのまま左中間へ(二塁打)。ホームランも腕をたたんで、体を回転させて打った見事なバッティングだった」と、その内容の良さを強調。「これからどんどん良くなるんじゃないかな」と期待を寄せる。
同じく番組に出演した谷沢健一氏も「5割近いもんね」と変貌ぶりに驚き。打撃についても「バットを変えたのかな?と思うようなバッティングで、ヘッドのスピードが上がっている」と変化を感じ取りながら、「これからどんどん打つんじゃないかな」と、こちらも爆発を期待した。
この日から頼れる先輩・T-岡田も復帰。いきなり2者連続本塁打が炸裂してともにお立ち台にも登った。
今季の成績は打率.215、本塁打3と出遅れは否めないが、ここからチームが浮上するためには“ラオウ”の大暴れが不可欠。猛打で快進撃へと導くことができるか、オリの背番号99から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』